<Header>
<Author: 王昌齡>
<Title: 西宮春怨>
<Format: 格式不明>
<Year: 1965>
<BookName: 精選唐詩鑑賞>
<Translator: 內田泉之助>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: >
<BookPage: 88>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
西宮夜靜百花香，
欲捲珠簾春恨長。
斜抱雲和深見月，
朦朧樹色隱昭陽。
<End Poem>
<Translation>
この西宮には天子のおいでもなく、夜は一しおもの静かで、いろいろの花の香りがただよっている。その香りに誘われて珠簾をまきあげ、庭の景色を眺めようとはしたものの、盡きせぬ春の悲しみにとざされて、それをまきあげるたまだれのもものうい。うさはらしに曲をかなでようかと雲和の箏を斜めにかかえて簾の中からしみじみと月に見入ると、おぼことろにかすんだ木立の繋みが、昭陽の御殿を包んではっきりとは見せぬ。そこにはあの趙飛燕が天子の寵愛をほしいままにしていると思えば、羨ましいやら悔しいやら。
<End Translation>
<Formatted Translation>
この西宮には天子のおいでもなく、夜は一しおもの静かで、いろいろの花の香りがただよっている。
その香りに誘われて珠簾をまきあげ、庭の景色を眺めようとはしたものの、盡きせぬ春の悲しみにとざされて、それをまきあげるたまだれのもものうい。
うさはらしに曲をかなでようかと雲和の箏を斜めにかかえて簾の中からしみじみと月に見入ると、
おぼことろにかすんだ木立の繋みが、昭陽の御殿を包んではっきりとは見せぬ。
そこにはあの趙飛燕が天子の寵愛をほしいままにしていると思えば、羨ましいやら悔しいやら。
<End Formatted Translation>