<Header>
<Author: 李憕>
<Title: 奉和聖製從蓬萊向興慶閣道中留春雨中春望之作應制>
<Format: 格式不明>
<Year: 1965>
<BookName: 唐詩選　下>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: >
<BookPage: 79>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
別館春還淑氣催，
三宮路轉鳳皇臺。
雲飛北闕輕陰散，
雨歇南山積翠來。
御柳遙隨天仗發，
林花不待曉風開。
已知聖澤深無限，
更喜年芳入睿才。
<End Poem>
<Translation>
この離宮のあたりにも春がたちかえって、めでたい氣が催じてきた。蓬萊宮に通ずる道は、大きく轉囘して城壁の高臺へさしかかった。雲が晴れて、北方一帶の宮殿にかかっていた軽い陰影も消えてしまい、雨がやんだので終南山の綠のあさやかな色がパッと目にはいってくる。お堀ばたにはるばるつづく柳竝木は儀仗の行列の進むにつれて次第次第に萠えいでるように見え、御苑の花は暁の風を待たず早くるも咲き競っているではないか。これを見ても、わが君のめぐみは草木にも及んで、かぎりなく深いことはわかっていたが、さらに美しい春景色が陛下の優れた文才にとりいれられ、みごとな御製を下したまわったのを拜見して、改めて喜びを深くしたのである。
<End Translation>
<Formatted Translation>
この離宮のあたりにも春がたちかえって、めでたい氣が催じてきた。
蓬萊宮に通ずる道は、大きく轉囘して城壁の高臺へさしかかった。
雲が晴れて、北方一帶の宮殿にかかっていた軽い陰影も消えてしまい、
雨がやんだので終南山の綠のあさやかな色がパッと目にはいってくる。
お堀ばたにはるばるつづく柳竝木は儀仗の行列の進むにつれて次第次第に萠えいでるように見え、
御苑の花は暁の風を待たず早くるも咲き競っているではないか。これを見ても、わが君のめぐみは草木にも及んで、かぎりなく深いことはわかっていたが、
さらに美しい春景色が陛下の優れた文才にとりいれられ、みごとな御製を下したまわったのを拜見して、改めて喜びを深くしたのである。
<End Formatted Translation>