題名: | 行軍九日思長安故園 |
作者: | 岑參 |
強欲登高去,無人送酒來。遙憐故園菊,應傍戰場開。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
今日は九月九日、重陽の節句、吉例によって骨を折って高い所に登って菊花の酒を飲もうと思った。しかし、白衣の人が酒を送ってきてくれる氣配もない。何事も臨時の軍營のことなので、思うにまかせない。それどころか氣の毒なのは故郷の長安のことだ。庭の菊も唉くことは唉いているだろうか、戦場になっているところに淋しく咲いていることだろう。
強(し)ひて高(たか)きに登(のぼ)りて去(さ)らんと欲(ほっ)するも、 人(ひと)の酒(さけ)を送(おく)りて來(きた)るもの無(な)し。 遙(はるか)に憐(あは)れむ 故園(こえん)の菊(きく)、 應(まさ)に戦場(せんじゃう)に傍(そ)うて開(ひら)くなるべし。 強ひて高きに登りて去らんと欲するも、 人の酒を送りて來るもの無し。 遙に憐れむ 故園の菊、 應に戦場に傍うて開くなるべし。 |