唐詩平行語料庫研究計畫


題名: 贈喬琳
作者: 張謂
去年上策不見收,今年寄食仍淹留。羨君有酒能便醉,羨君無錢能不憂。如今五侯不愛客,羨君不問五侯宅。如今七貴方自尊,羨君不過七貴門。丈夫會應有知己,世上悠悠何足論。
英譯: 暫無英譯內容
日譯: 去年(きょねん) 策(さく)を上(たてまつ)って收(をさ)められず、 今年(こんねん) 寄食(きしょく)して仍(なほ) 淹留(えんりう)す。 羨(うらや)む、君(きみ)が酒(さけ)有(あ)って能(よ)く便(すなは)ち酔(ゑ)ふを。 羨(うらや)む、君(きみ)が錢無(ぜにな)きも能(よ)く憂(うれ)へざるを。 如今(じょこん) 五侯(ごこう) 客(かく)を待(ま)たず、 羨(うらや)む、君(きみ)が五侯(ごこう)の宅(たく)に入(い)らざるを。 如今(じょこん) 七貴(しちき) 方(まさ)に自(みづか)ら尊(たつと)くす。 羨(うらや)む、君(きみ)が七貴(しちき)の門(もん)を過(よぎ)らざるを。 丈夫(ぢゃうふ) 會(かなら)ず應(まさ)に知己(ちき)有(あ)るべし。 世上(せじゃう)の悠悠(いういう) 安(いづく)んぞ論(ろん)ずるに足(た)らん。
去年 策を上って收められず、 今年 寄食して仍 淹留す。 羨む、君が酒有って能く便ち酔ふを。 羨む、君が錢無きも能く憂へざるを。 如今 五侯 客を待たず、 羨む、君が五侯の宅に入らざるを。 如今 七貴 方に自ら尊くす。 羨む、君が七貴の門を過らざるを。 丈夫 會ず應に知己有るべし。 世上の悠悠 安んぞ論ずるに足らん。
君は去年、官吏登用試験を受けたが通らなかった。今年はあいかわらず居侯ぐらしで、都に滞在している。しかし君は、そんなことはいっこうに苦にせず、酒があれば飲んでこころよく酔い、錢がなくなっても別に心配する気色もない。その心持ちはじつにうらやましいと思う。當世の権勢家たちは、あまり客を大切にするなどということはしない。さすがに君は、そんな權勢家の屋敷に出入しておへつらいなどしない。 また當世の貴族連中は、威張りちらして自ら尊大ぶるだけで、賢者を遇する道を知らない。さすがに君はそんな連中のところへ寄りつこうとはしない。とにかく常人どものできない高いほこりをもっていられるのは、じつにうらやましいかぎりだ。いやしくも堂々たる一人前の男子たるもの、必ずやおのれの眞價を知ってくれる人物に出逢うに相違ない。そこいらの世間にありふれた連中から相手にされなくても、そんなこ とは問題にするにもあたらないではないか。

國立高雄科技大學應用英語系、高瞻科技不分系/國立彰化師範大學英語系