唐詩平行語料庫研究計畫


題名: 東郊
作者: 韋應物
吏舍跼終年,出郊曠清曙。楊柳散和風,青山澹吾慮。依叢適自憩,緣澗還復去。微雨靄芳原,春鳩鳴何處?樂幽心屢止,遵事跡猶遽。終罷斯結廬,慕陶真可庶。
英譯: 暫無英譯內容
日譯: 官舍(かんしゃ)において、一年中(いちねんじゅう)役人生活(やくにんせいかつ)に拘束(こうそく)されて、あくせくとしているが、時(とき)に郊外(こうがい)に出(で)てみると、清(きよ)らかに晴(は)れた早朝(そうちょう)の景色(けしき)が、ひろびろと気持(きも)ちよく広(ひろ)がっている。楊柳(ようりゅう)が、のどかな春(はる)の風(かぜ)に吹(ふ)き乱(みだ)されて遠(とお)くに見(み)え、背(そむ)い山(やま)なみは、わたしの心(こころ)のわだかまりを消(け)してくれる。ちょうどそこにある楊柳(ようりゅう)の木(き)かげに、自分(じぶん)は休憩(きゅうけい)したり、谷川(たにがわ)に沿(そ)って、行(い)きつもどりつしたりする。小雨(こさめ)が春(はる)の野原(のはら)にもやが立(た)ちこめたようにしとしとと降(ふ)りしきり、春(はる)の鳩(はと)がどこかで鳴(な)いている。 このような自然(しぜん)の奥深(おくぶか)く、もの静(しず)かな趣(おもむき)を楽(たの)しんで、その境地(きょうち)を楽(たの)しみ続(つづ)けたいわたしの心(こころ)は、いつもおしとどめられるが、役人(やくにん)としての職資を果(は)たすべく、わたしの行動(こうどう)は、今(いま)もなお、あわただしく続(つづ)けられている。いつの日(ひ)かけっきょくは、官職(かんしょく)を辞(やめ)して、そこでいおりを構(かま)えて隠楼(いんろう)したならば、かの晋(しん)の隠者(いんじゃ)陶淵明(とうえんめい)にあこがれる心(こころ)の実現(じつげん)に、すぐにも近(ちか)づくことができよう。
官舍において、一年中役人生活に拘束されて、あくせくとしているが、時に郊外に出てみると、清らかに晴れた早朝の景色が、ひろびろと気持ちよく広がっている。楊柳が、のどかな春の風に吹き乱されて遠くに見え、背い山なみは、わたしの心のわだかまりを消してくれる。ちょうどそこにある楊柳の木かげに、自分は休憩したり、谷川に沿って、行きつもどりつしたりする。小雨が春の野原にもやが立ちこめたようにしとしとと降りしきり、春の鳩がどこかで鳴いている。 このような自然の奥深く、もの静かな趣を楽しんで、その境地を楽しみ続けたいわたしの心は、いつもおしとどめられるが、役人としての職資を果たすべく、わたしの行動は、今もなお、あわただしく続けられている。いつの日かけっきょくは、官職を辞して、そこでいおりを構えて隠楼したならば、かの晋の隠者陶淵明にあこがれる心の実現に、すぐにも近づくことができよう。
吏舍(ししゃ)に跼(きょく)すること終年(しゅうねん)、郊(こう)に出(い)づれば 清曙(せいしょ)曠(むん)し 楊柳(ようりゅう) 和風(わふう)に散(さん)じ、青山(せいざん) 吾(わ)が慮(りょ)を澹(あわ)くす 叢(そう)に依(よ)りて 適々(たまたま)自(みづか)ら憩(いこ)ひ、㵎(かん)に縁(よ)りて 還(かえ)りて復(ま)た去(さ)る 微雨(びう) 芳原(ほうげん)に靄(あい)として、春鳩(しゅんきゅう)何(いづ)れの処(ところ)にか鳴(な)く 幽(ゆう)を楽(たの)しみて 心(こころ)屢々(しばしば)止(とど)まるも、事(こと)に遵(したが)いて 跡(あと)猶(な)お遽(にわか)なり 終(つい)に罷(や)めて 斯(ここ)に廬(いほり)を結(むす)ばば、陶(とう)を幕(した)ふこと直(ただ)ちに庶(ちか)かるべし
吏舍に跼すること終年、郊に出づれば 清曙曠し 楊柳 和風に散じ、青山 吾が慮を澹くす 叢に依りて 適々自ら憩い、㵎に縁りて 還りて復た去る 微雨 芳原に靄として、春鳩何れの処にか鳴く 幽を楽しみて 心屢々止まるも、事に遵いて 跡猶お遽なり 終に罷めて 斯に廬を結ばば、陶を幕うこと直ちに庶かるべし
年中官舎にあくせくして たまたま 郊外に出ると ひろびろとした朝景色だ 楊柳はそよ吹く春風になぴき 青い山の色は私のこころを晴れ晴れさせる あるときは木かげにいこい あるときは 谷川に沿うて行きつ戻りつする 細い雨が濛々として草原に降りこめ 春の鳩がどこかで鳴いている こうした幽静な境地を楽しみながら その心はいつも妨げられ 公事のためにあわただしく暮らすばかりだ いつか官職を罷めてここに廬を結びたい 陶淵明を慕う素志がそこで始めて遂げられよう
吏舎(りしゃ)に跼(きょく)すること終年(しゆうねん) 郭を出ずれば清𥌓(せいしよ)曠(むな)し 楊柳(ようりゅう) 和風に散じ 青山(せいざん) 吾(わ)が慮(りょ)を谵(あわ)くす 叢(そう)に依りて 適(たまたま)自ら憩(いこ)い 澗(かん)に縁(よ)りて 還(かえ)って復(また)去る 微雨(びう) 芳原(ほうげん)を靄(こ)め 春鳩(しゆんきゆう ) 何処(いずく)にか鳴く 幽(ゆう)を楽しんで 心屡(しばしば)止(とど)まり 事に遵(したが)って 跡(あと)猶(なお)速(にわか)なり 終(つい)に罷(や)めて 斯(ここ)に廬(ろ)を結ばむ 陶を慕(した)うこと 直ちに庶( こいねが)う可(べ)し
吏舎に跼すること終年 郭を出ずれば清𥌓曠し 楊柳 和風に散じ 青山 吾が慮を谵くす 叢に依りて 適自ら憩い 澗に縁りて 還って復去る 微雨 芳原を靄め 春鳩 何処にか鳴く 幽を楽しんで 心屡止まり 事に遵って 跡猶速なり 終に罷めて 斯に廬を結ばむ 陶を慕うこと 直ちに庶う可し

國立高雄科技大學應用英語系、高瞻科技不分系/國立彰化師範大學英語系