題名: | 聽江笛送陸侍御 |
作者: | 韋應物 |
遠聽江上笛,臨觴一送君。還愁獨宿夜,更向郡齋聞。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
遠くの川のほとりからひびいてくる笛の音に耳をかたむけながら、別れのさかずきを前にして、ただただ君を送る悲しい氣もちになっている。あの、うらがなしい笛の音で、ひとしおそういう氣もちにひきこまれる。いまから心配なことは、君が行ってしまってから、ひとり官舎の書齋にねる夜、あの笛の音が聞こえてきたら、どんなにやりきれないだろうと思って。
遠(とほ)く江上(かうじゃう)の笛(ふえ)を聽(き)き、 觴(さかづき)に臨(のぞ)んで一(いつ)に君(きみ)を送(おく)る。 還(また)愁(うれ)ふ 獨宿(どくしゅく)の夜(よ)、 更(さら)に郡齋(ぐんさい)に向(むか)って聞(き)かんことを。 遠く江上の笛を聽き、 觴に臨んで一に君を送る。 還愁ふ 獨宿の夜、 更に郡齋に向って聞かんことを。 |