唐詩平行語料庫研究計畫


題名: 怨情
作者: 李白
美人捲珠簾,深坐顰蛾眉。但見淚痕濕,不知心恨誰。
英譯: A fair girl draws the blind aside. And sadly site with drooping head; I see her burning tear-drops glide But know not why those tears are shed.
A BEAUTIFUL woman rolls up her pearl blind; With knitted brows she sits alone; One sees only the trace of her weeping, But no one knows for whom her tears are flowing.
She has rolled up the beaded screen, And sits there deep in thought, her crescent eyebrows frowning. I see in the corner of her eyes the tear stains still green. I do not know why she is envious.
日譯: 美(うつく)しい人(ひと)が、玉(ぎょく)のすだれを捲(ま)き上(あ)げてから、奥(おく)の部屋(へや)にさがって、ひっそりと座(すわ)り、その美(うつく)しいまゆをひそめて思(おも)い悩(なや)んでいる。 見(み)れば、流(なが)した涙(なみだ)のあとが、まだ乾(かわ)ききらないでいるばかり。いったい、心(こころ)の中(なか)でだれを思(おも)い続(つづ)けているのか、それはわからない。
美しい人が、玉のすだれを捲き上げてから、奥の部屋にさがって、ひっそりと座り、その美しいまゆをひそめて思い悩んでいる。 見れば、流した涙のあとが、まだ乾ききらないでいるばかり。いったい、心の中でだれを思い続けているのか、それはわからない。
美人(びじん)珠簾(しゅれん)を捲(ま)き、深坐(しんざ) 蛾眉(がび)を顰(ひそ)む 但(た)だ見(み)る 淚痕(るいこん)の湿(うるお)うを、知(し)らず 心(こころ)に誰(たれ)をか恨(うら)むを
美人珠簾を捲き、深坐 蛾眉を顰む 但だ見る 淚痕の湿うを、知らず 心に誰をか恨むを
うるわしいひとが 珠の簾を捲き上げて 閨の奥深く 美しい眉をひそめて坐っている ふと見ると 頬をぬらす涙のあと いったい 誰を怨んでいるのやら
美人(びじん) 珠簾(しゅれん)を捲(ま)き 深坐(しんざ) 蛾眉(がび)を顰(ひそ)む 但(ただ)見る 涙痕(るいこん)の湿(うるお)うを 知らず 心に誰(たれ)をか恨(うら)むを
美人 珠簾を捲き 深坐 蛾眉を顰む 但見る 涙痕の湿うを 知らず 心に誰をか恨むを
美しいひとは珠のすだれを捲きあげ、奥深くに出って、黙って眉をひそめている。 ただ涙のあとが頰をつたわって濡れているのが見えるだけ。いったい心のなかで誰を怨んでいるのだろう。
美人(びじん) 珠簾(しゅれん)を捲(ま)き 深坐(しんざ) 蛾眉(がび)を顰(ひそ)む。 但見(ただみ)る 涙痕(るいこん)の濕(うるほ)ふを。 知(し)らず 心(こころ)に誰(たれ)をか恨(うら)む。
美人 珠簾を捲き 深坐 蛾眉を顰む。 但見る 涙痕の濕ふを。 知らず 心に誰をか恨む。

國立高雄科技大學應用英語系、高瞻科技不分系/國立彰化師範大學英語系