唐詩平行語料庫研究計畫


題名: 送友人入蜀
作者: 李白
見說蠶叢路,崎嶇不易行。山從人面起,雲傍馬頭生。芳樹籠秦棧,春流遶蜀城。升沉應已定,不必問君平。
英譯: I hear the Tsang-tsung road Is rough and rugged, and hard to travel. It is so steep that the mountains rise In front of the rider's face, And the clouds gather about the horse's head. But there you will find the plank-highway of Chin Canopied in fragrant foliage, And the sweet water of springtime Flowing around the city wall of Shuh. $(Go, my friend!)$ Our destiny's decided.... You need not bother to ask Chuan-ping$(,the fortune- teller)$.
日譯: 説(い)ふならく蠶叢(さんそう)の路(みち)、 崎嶇(きく)として行(ゆ)き易(やす)からずと。 山(やま)は人面(じんめん)より起(おこ)り、 雲(くも)は馬頭(ばとう)に傍(そ)うて生(しゃう)ず。 芳樹(はうじゅ) 秦棧(しんせん)を籠(こ)め、 春流(しゅんりう) 蜀城(しょくじゃう)を遶(めぐ)る。 升沈(しょうちん)應(まさ)に已(すで)に定(さだ)まるべし。 必(かなら)ずしも君平(くんべい)に問(と)はず。
説ふならく蠶叢の路、 崎嶇として行き易からずと。 山は人面より起り、 雲は馬頭に傍うて生ず。 芳樹 秦棧を籠め、 春流 蜀城を遶る。 升沈應に已に定まるべし。 必ずしも君平に問はず。
君がこれから行かれる蠶叢の道、すなわちこの長安から蜀の國へ通ずる道は、けわしい山路で、とても難所だという定評がある。山が人の面前に突きあたると思われるばかりにそそり立つかと思えば、乗っている馬の頭のわきから雲がむらむらと湧き起 こるというありさまである。なるほど、それはそのとおりだが、しかし、今の季節に はかぐわしい花の咲いた木々が有名な棧道をとりかこんでいるだろうし、目的地の成都はじつに美しいおちついた町で、錦江を始めとし、きれいな水をいっぱいたたえた春の川が城をめぐって流れている。なかなかわるくないといいたいね。前途の運が開けるか開けないか、そんなことは、あらかじめきまっているものだ。あまりくよくよ してもはじまらない。成都には昔の嚴君平のような易學の大家がいるかも知れないけれど、今さらそんな賣卜者に相談してみるまでのことはあるまい。

國立高雄科技大學應用英語系、高瞻科技不分系/國立彰化師範大學英語系