唐詩平行語料庫研究計畫


題名: 子夜吳歌 秋歌
作者: 李白
長安一片月,萬戶擣衣聲。秋風吹不盡,總是玉關情。何日平胡虜,良人罷遠征。
英譯: At Ch'ang-an there is a thin slip of a moon, The sound of beating clothes rises from a thousand families, The autumn wind blows without stopping Right from the Jade Door Pass. 0 Ah! When will the Tartars suffer defeat And my good man return from the distant battlefields?
A slip of the moon hangs over the capital; Ten thousand washing-mallets are pounding; And the autumn wind is blowing my heart For ever and ever toward the Jade Pass.... Oh, when will the Tartar troops be conquered, And my husband come back from the long campaign!
Beneath the light of the crescent moon, While the washerman's bâton resounds in every house, How gently blows the autumn breeze!— But my heart is away in Kansuh, Longing for the defeat of the Tartars And the return of my husband from the wars.
At Ch‘ang An there is a thin slip of a moon, The sound of beating clothes rises from a thousand families, The autumn wind blows without stopping Right from the jade door pass. Ah! When will the Tartars suffer defeat And my good man return from the distant battlefields?
Moonlight is spread all o'er the capital, The sound of beating clothes far and near Is brought by autumn wind which can't blow all The longings away for far-off frontier. When can we vanquish the barbarian foe So that our men no longer into battle go?
日譯: 長安(ちょうあん)秋(あき)の夜空(よぞら)に一(ひと)つの月(つき)がかかっている。その長安(ちょうあん)の町中(まちじゅう)の多(おお)くの家々(いえいえ)から聞(き)こえてくるのはきぬたのひびき。秋風(しゅうふう)は吹(ふ)き続(つづ)けて吹(ふ)きやもうとしない。それらの月(つき)ときぬたと秋風(しゅうふう)のすべてのものが、玉門関(ぎょくもんかん)のかなたに遠征(えんせい)している夫(おっと)を思(おも)う心(こころ)をかき立(た)ててやまない。 いったい、いつの日(ひ)に、蛮族(ばんぞく)どもを平定(へいてい)して、夫(おっと)は遠征(えんせい)をやめて帰(かえ)って来(き)てくれるのであろうか。
長安秋の夜空に一つの月がかかっている。その長安の町中の多くの家々から聞こえてくるのはきぬたのひびき。秋風は吹き続けて吹きやもうとしない。それらの月ときぬたと秋風のすべてのものが、玉門関のかなたに遠征している夫を思う心をかき立ててやまない。 いったい、いつの日に、蛮族どもを平定して、夫は遠征をやめて帰って来てくれるのであろうか。
長安(ちょうあん) 一片(いっべん)の月(つき)、万戶(ばんこ) 衣(ころも)を擣(うつ)声(こえ) 秋風(しゅうふう)吹(ふ)いて尽(つ)きず、総(すべ)て是(こ)れ 玉関(ぎょくかん)の情(じょう) 何(いづ)れの日(ひ)にか 胡虜(こりょ)を平(たひ)らげて、良人(りょうじん)遠征(えんせい)を罷(や)めん
長安 一片の月、万戶 衣を擣声 秋風吹いて尽きず、総て是れ 玉関の情 何れの日にか 胡虜を平らげて、良人遠征を罷めん
長安城の夜の空 一輪浮かんだ月のもと どこも砧の音がする やまず吹きくる秋の風 ああ玉関のひといかに いつかいくさに打ち勝っ ぬしは帰って来ますやら
長安(ちょうあん) 一片(ぺん)の月 万戸(ばんこ) 衣(ころも)を擣(う)つの声 秋風(しゅうふう) 吹いて尽きず 総(すべ)て是(こ)れ玉関(ぎょくかん)の情(じょう) 何(いず)れの日か胡(こりょ)を平(たいら)げて 良人(りようじん) 遠征を罷(や)めん
長安 一片の月 万戸 衣を擣つの声 秋風 吹いて尽きず 総て是れ玉関の情 何れの日か胡を平げて 良人 遠征を罷めん
長安の空にただ一つ澄みわたった月が出て、全市街を照らしている。あちらでも、こちらでも、衣をうつ砧の音が聞こえる。秋だな! さわさわとたえまなく、風が吹いている。これは、あの遠い西のはてにある玉門關あたりから吹いてくる風だ。屈強な男子たちは徵集されて、あそこの職場へ行っているのだ。砧で絹をうって冬着の準備をしている女たちは、みんな「自分の夫は、いつになったら外敵を撃退して歸ってきてくれるのかしら」と案じ顔。大きい長安の都は、月の光のさえる全市街に、秋風の吹きとおる家ごとに、そんな感じでいっぱいだ。
長安(ちやう)一片(いっべん)の月(つき)、 萬戶(ばんこ)衣(ころも)を擣(う)つ聲(こゑ)。 秋風(しうふう)吹(ふ)いて盡(つ)きず。 總(すべ)て是(こ)れ玉關(ぎょくわん)の情(じやう)。 何(いづ)れの日(ひ)か胡虜(こりょ)を平(たひら)げて、 良人(りやうじん) 遠征(ゑんせい)を罷(や)めん。
長安一片の月、 萬戶衣を擣つ聲。 秋風吹いて盡きず。 總て是れ玉關の情。 何れの日か胡虜を平げて、 良人 遠征を罷めん。

國立高雄科技大學應用英語系、高瞻科技不分系/國立彰化師範大學英語系