題名: | 送杜十四之江南 |
作者: | 孟浩然 |
荆吳相接水爲鄉,君去春江正淼茫。日暮征帆何處泊,天涯一望斷人腸。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
この荊楚の地方と、君の行く吳の地方とは、ずっと續いた廣大な水郷になっている。君がゆくさきざき長江は春の増水で、まさに果てしなくひろびろとなっていることだろう。日の暮れかた、君の乗るポッンと一つの小舟は、どのあたりにとまることになろうか。かぎりない空のかなた、ひとたび見わたすだけで、腸がちぎれるような苦しいおもいがするよ。
荊吳(けいご)相接(あひせつ)して水(みづ)を郷(きゃう)と爲(な)す。 君(きみ)去(さ)って春江(しゅんかう) 正(まさ)に淼茫(べうばう)。 日暮(にちぼ)孤舟(こしう) 何(いづ)れの處(ところ)か泊(はく)する。 天涯一望(てんがいいちばう) 人(ひと)の腸(はらわた)を斷(た)つ。 荊吳相接して水を郷と爲す。 君去って春江 正に淼茫。 日暮孤舟 何れの處か泊する。 天涯一望 人の腸を斷つ。 楚と吳とは、共に境を接している水境である。君は今丹を春江漢水にうかべ、江南の吳に向ったのであるが、君の去った後の川の水は、見渡す限り茫として果てしがない。日暮れともなれば君の舟はどこに泊るであろうかと思って、遙か天の果てを望むと、腸も断ち切れんばかりに悲しくなった。 荊(けい)・吳(こ)相接(あひせつ)して水(みづ)を郷(きゃう)と爲(な)す。君(きみ)去(さ)って春江(しゅんかう)正(まさ)に淼茫(べうぼう)。日暮(じつぼ)孤舟(こしう)何(いづ)れの處(ところ)にか泊(はく)せん。天涯(てんがい)一望人(ばうひと)の腸(はらわた)を斷(た)つ。 荊・吳相接して水を郷と爲す。君去って春江正に淼茫。日暮孤舟何れの處にか泊せん。天涯一望人の腸を斷つ。 |