題名: | 宿建德江 |
作者: | 孟浩然 |
移舟泊煙渚,日暮客愁新。野曠天低樹,江清月近人。 | |
英譯: |
We anchor the boat alongside a hazy island.
As the sun sets I am overwhelmed with nostalgia.
The plain stretches away $(without limit)$, the sky is just above the tree tops.
The river flows quietly by, the moon comes down amongst men.
I steer my boat to anchor by the mist-clad river eyot, And mourn the dying day that brings me nearer to my fate. Across the woodland wild I see the sky lean on the trees, While close to hand the mirrored moon floats on the shining streams. I guide my boat to mooring by a misty islet, With the setting sun, a traveler's sorrows revive. Wilds so vast, the sky stoops to the trees; The river so clear, moon close to man. Mooring the boat among the mists— Day wanes, a wanderer's ache 00 persists In the vast wilds the sky descends to touch the trees As 0 brightening waters bear the moon to $me$ 00 |
日譯: |
舟(ふね)を漕(こ)いで行(い)って夕霧(ゆうぎり)のなぎさに停泊(ていはく)すると、日暮(ひぐ)れのこととて、旅(たび)の愁(うれ)いをあらためて深(ふか)く感(かん)じた。
見渡(みえあた)す限(かぎ)りの原野(のはら)は広々(ひろびろ)として、空(そら)は、樹木(じゅもく)の上(うえ)に垂(た)れこめるように低(ひく)くおおっており、江水(えみず)は澄(す)みわたって、その水(みず)にうつる月(つき)は、わたしの手(て)に届(とど)くほどに近(ちか)い。
舟を漕いで行って夕霧のなぎさに停泊すると、日暮れのこととて、旅の愁いをあらためて深く感じた。 見渡す限りの原野は広々として、空は、樹木の上に垂れこめるように低くおおっており、江水は澄みわたって、その水にうつる月は、わたしの手に届くほどに近い。 舟(ふね)を移(うつ)して 煙渚(えんしょ)に泊(はく)す、日暮(にちぼ)客愁(かくしゅう)新(あら)たなり 野曠(のひろ)くして 天(てん)は樹(き)に低(た)れ、江清(こうきよ)くして 月(つき)は人(ひと)に近(ちか)し 舟を移して 煙渚に泊す、日暮客愁新たなり 野曠くして 天は樹に低れ、江清くして 月は人に近し 舟を移して 川霧こめる渚に泊まれば 日は暮れて 旅の愁いが湧きおこる 野はひろく 空は樹々の上に垂れ 江は澄んで 月はま近く手に届くよう 舟を移して烟渚(えんしょ)に泊(はく)す 日暮(にちぼ) 客愁(きゃくしゅう)新(あら)たなり 野(の)は曠(うろ)くして 天(てん) 樹(き)に低(た)れ 江(こう)は清くして 月(つき) 人に近し 舟を移して烟渚に泊す 日暮 客愁新たなり 野は曠くして 天 樹に低れ 江は清くして 月 人に近し 舟を移してもや立ちこめる岸辺にやどれば、 日は暮れて旅の愁いが新たにわきおこる。 原野はがらんと広がって、天空は木々の上に垂れさがり、 江の水は澄みわたって、月は人に近づく。 舟(ふね)を移(うつ)して煙渚(えんしょ)に泊(はく)す 日暮(じつぼ) 客愁(かくしゅう) 新(あら)たなり 野(も)は曠(むなし)くして天(てん)は樹(き)に低(た)れ 江(こう)は清(きよ)くして月(つき)は人(ひと)に近(ちか)し 舟を移して煙渚に泊す 日暮客愁 新たなり 野は曠くして天は樹に低れ 江は清くして月は人に近し 舟をすすめて行って、夕もやのたちとめる猪に泊った。日暮れどき、旅愁がひとしお身にしみる。野は広々として天は樹々の上に垂れ、川は澄みきって月は人の間近に輝いている。 舟(ふね)を移(うつ)して 煙渚(えんしょ)に泊(はく)す 日暮(にちぼ) 客愁(かくしゅう)新(あら)たなり 野(の) 曠(ひろ)くして 天(てん) 樹(き)に低(た)れ 江(かう) 清(きよ)くして 月(つき) 人(ひと)に近(ちか)し 舟を移して 煙渚に泊す 日暮 客愁新たなり 野 曠くして 天 樹に低れ 江 清くして 月 人に近し |