題名: | 送李判官之潤州行營 |
作者: | 劉長卿 |
萬里辭家事鼓鼙,今陵驛路楚雲西。江春不肯留歸客,草色青青送馬蹄。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
君は官命を奉じ、家を辭して萬里の遠くへ赴き、軍務に従事することになった。天の雲をあとにして金陵の驛路を、東の潤州に向かって出發される。ここは長江のほとり、まさに春たけなわだが、旅だつ君をことさら引き留めようとはしない。ただ、道ばたに新しく茂った春草の色が、君の乗る馬の蹄を送ろうとするかのように青々とつづいている。
萬里(ばんり) 家(いへ)を辭(じ)して鼓鼙(こへい)を事(こと)とす。 金陵(きんりょう)の驛路(えきろ) 楚雲(そうん)の西(にし)。 江春(かうしゅん) 肯(あへ)て行客(かうかく)を留(とど)めず。 草色青青(さうしょくせいせい)として馬蹄(ばてい)を送(おく)る。 萬里 家を辭して鼓鼙を事とす。 金陵の驛路 楚雲の西。 江春 肯て行客を留めず。 草色青青として馬蹄を送る。 |