題名: | 平蕃曲三首 二 |
作者: | 劉長卿 |
渺渺戍煙孤,茫茫塞草枯。隴頭那用閉,萬里不防胡。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
はるばるとかなた、とりでのけむりが、ひとすじポッンとたちのぼっているきり。ひろびろと、はてしない邊地には草が枯れつくして、一望目をさえぎるものもない。隴山のあたりの關所も、門を閉じて防衞を嚴重にする必要がなくなった。四方萬里のはてまで、蠻族の侵入する心配がなくなったからだ。
渺渺(べうべう)として戍煙(じゅえん)孤(こ)なり。 茫茫(ばうばう)として塞草(さいさう)枯(か)る。 朧頭(ろうとう) 那(なん)ぞ閉(と)づることを用(もち)ひん。 萬里(ばんり) 胡(こ)を防(ふせ)がず。 渺渺として戍煙孤なり。 茫茫として塞草枯る。 朧頭 那ぞ閉づることを用ひん。 萬里 胡を防がず。 |