題名: | 聽彈琴 |
作者: | 劉長卿 |
泠泠七絲上,靜聽松風寒。古調雖自愛,今人多不彈。 | |
英譯: |
THE Seven-stringed lyre is cool to the touch;
Amidst the quiet pines I hear the cold wind.
Though ancient tunes are greatly treasured,
They are the ones that today are played most seldom!
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日譯: |
琴(こと)の七弦(しちげん)のあたりからその音色(おんしょく)は清(きよ)らかにひびいて、わたしは静(しず)かに松風(しょうふう)の音(おと)のようなひゃやかさに耳(みみ)を傾(かたむ)ける。
その古(ふる)い調(しら)べを、わたしは好(この)んで聞(き)くのだが、今(いま)の世(よ)の人々(ひとびと)によって、それはあまり弾(ひ)かれることはない。
琴の七弦のあたりからその音色は清らかにひびいて、わたしは静かに松風の音のようなひゃやかさに耳を傾ける。 その古い調べを、わたしは好んで聞くのだが、今の世の人々によって、それはあまり弾かれることはない。 泠泠(れいれい)たり 七絃(しちげん)の上(ほとり)、靜(しず)かに松風(しょうふう)の寒(さむ)さを聴(き)く 古調(こちょう)自(みずから)愛(あい)すと雖(いえど)も、今人(こんじん)は多(おお)く弾(だん)ぜず 泠泠たり 七絃の上、靜かに松風の寒さを聴く 古調自愛すと雖も、今人は多く弾ぜず しずかに七絃の琴を弾けば 涼しい松風の音をきく思い この古い調べを私は愛するが 今ではこれを弾く人もまれ 泠泠(れいれい)たり七絃(しちげん)の上(ほとり) 静かに松風(しょうほう)の寒きを聴(き)く 古調(こちょう)自(みずか)ら愛すと雖(いえど)も 今人(こんじん)は多く弾(だん)ぜず 泠泠たり七絃の上 静かに松風の寒きを聴く 古調自ら愛すと雖も 今人は多く弾ぜず |