題名: | 送宇文六 |
作者: | 常建 |
花映垂楊漢水清,微風林裏一枝輕。即今江北還如此,愁殺江南離別情。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
くれないの花はのしだれやなぎに映え、漢水が清らかに流れている。そよ風がおともなく林を過ぎると、たった一枝だけがかすかにゆれるのが見える。今ではこの江北地方でも、こんなに悩ましい春景色だ。わかれるおもいのつらさ! あなたは、これから花の本場のような江南の地方へ行けば、春もひとしお色濃くて、あなたを堪えがたい別れの愁いに沈ませることだろう。
花(はな)は垂楊(すいやう)に映(えい)じて漢水(かんすい)清(きよ)し。 微風(びふう)林裏(りんり) 一枝(いっし)輕(かろ)し。 即今(そくこん) 江北(かうほく) 還此(またかく)の如(ごと)し。 愁殺(しうさっ)す 江南(かうなん)離別(りべつ)の情(じゃ)。 花は垂楊に映じて漢水清し。 微風林裏 一枝輕し。 即今 江北 還此の如し。 愁殺す 江南離別の情。 |