題名: | 盧溪主人 |
作者: | 王昌齡 |
武陵溪口駐扁舟,溪水隨君向北流。行到荆門上三峽,莫將孤月對猿愁。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
武陵の盧溪の出口のところで小舟をとめて別れを惜しんだ。谷川の水は、君の行く北の方へ向って流れてゆく。そのうち荆門のあたりへ行って、それから三峽の流れをさかのぼってゆくことになるが、あそこでさびしい一輪の月を眺めながら悲しい猿のなき聲を聴いてはいけない。それは腸のちぎれるよぅな憂愁におちいってしまうだろうから。
武陵(ぶりょう)溪口(けいこう) 扁舟(へんしう)を駐(とど)む。 溪水(けいすい)君(きみ)に隨(したが)って北(きた)に向(むか)って流(なが)る。 行(ゆ)いて荆門(けいもん)に到(いた)って三峽(さんけふ)を上(のぼ)らば、 孤月(こげつ)を將(も)って猿愁(えんしう)に對(たい)すること莫(な)かれ。 武陵溪口 扁舟を駐む。 溪水君に隨って北に向って流る。 行いて荆門に到って三峽を上らば、 孤月を將って猿愁に對すること莫かれ。 |