題名: | 青樓曲二首 一 |
作者: | 王昌齡 |
白馬金鞍從武皇,旌旗十萬宿長楊。樓頭小婦鳴箏坐,遙見飛塵入建章。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
あの人は白馬に黄金の鞍をおいて武帝の行幸に供奉し、それから旗さしものをつらた十萬の將士とともに、離宮の長楊宮に宿營した。長安の都のかたほとりでは、若妻が箏のことをかき鳴らしつつ樓上に坐っている。すると、龍のおかえりと見えて、はるかに砂けむりを蹴たてて、一隊の人馬が御所の建章宮へはいってゆくのが眺められた。自分の夫もそのなかにいるのだと思って、彼女は胸をおどらせて喜んでいる。
白馬(はくば)金鞍(きんあん) 武皇(ぶくわう)に從(したが)ひ、 旌旗(せいき)十萬(じふまん) 長楊(ちゃうやう)に宿(しゅく)す。 樓頭(ろうとう)の少婦(せうふ) 箏(さう)を鳴(な)らして坐(ざ)す。 遙(はるか)に見(み)る 塵(ちり)を飛(と)ばして建章(けんしゃう)に入(い)るを。 白馬金鞍 武皇に從ひ、 旌旗十萬 長楊に宿す。 樓頭の少婦 箏を鳴らして坐す。 遙に見る 塵を飛ばして建章に入るを。 |