題名: | 答武陵田太守 |
作者: | 王昌齡 |
仗劒行千里,微軀感一言。曾爲大梁客,不負信陵恩。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
われは一劍をつえついて千里の遠きを行くもの、つまらぬ身ながら一言だけ申しあげておきたい。これまで一方ならぬお世話をこうむり申した。むかしの魏の公子信陵君は人となり仁にして士に下り、食客三千人といわれたが、なかでも侯贏のごときは公子の恩に感じて公子のために、その救國の大計畫を助けて自ら身を殺した。わたしも決してそれに劣るものでないことをご承知おきください。
劍(けん)に仗(よ)りて千里(せんり)を行(ゆ)く。 微軀(びく) 敢(あへ)て一言(いちげん)せん。 曾(かつ)て大梁(たいりゃう)の客(かく)と為(な)る。 信陵(しんりょう)の恩(おん)に負(そむ)かず。 劍に仗りて千里を行く。 微軀 敢て一言せん。 曾て大梁の客と為る。 信陵の恩に負かず。 |