唐詩平行語料庫研究計畫


題名: 春泛若耶溪
作者: 綦毋潛
幽意無斷絕,此去隨所偶。晚風吹行舟,花路入溪口。際夜轉西壑,隔山望南斗。潭煙飛溶溶,林月低向後。生事且彌漫,願爲持竿叟。
英譯: THE longing for serenity knows no pause; Aimlessly I go whither I am carried; The evening breeze drives the boat onward; The flowers spread into the river's mouth. To the western vale I turn as darkness descends; Across the mountain, I gaze on the stars. Swiftly the thick cloud drifts over the stream; Behind the trees the low moon sheds its rays. Life is like a sea never-ending. Would I were a fisherman, living untroubled.
日譯: 幽境(ゆうきょう)を求(もと)めるわたしの心(こころ)が、常(つね)にとだえることなく続(つづ)くままに、この舟遊(ふねあそ)びも、気(き)の向(む)くままのことだ。 夕方(ゆうがた)の風(かぜ)は、行(ゆ)く舟(ふね)の帆(ほう)に吹(ふ)きつけて、花咲(はなさ)く道(みち)から、若耶渓()の谷川(たにかわ)の入(い)り口(ぐち)に入(はい)って行(い)く。夜(よる)になって西(にし)の谷(たに)に方向(ほうこう)を変(か)え、山(やま)の向(む)こうに南斗星()を眺(なが)めやった。ふちに立(た)ちこめるもやは、飛(と)び散(ち)って盛(さか)んに広(ひろ)がり、林(はやし)にかかる月(つき)は、見返(みかえ)れば低(ひく)く背後()に見(み)える。 人生(じんせい)は、まさしく果(は)てしなく広(ひろ)がってとりとめのないものである。どうか漁翁()となって世(よ)を捨(す)てて暮(く)らしたいものだ。
幽境を求めるわたしの心が、常にとだえることなく続くままに、この舟遊びも、気の向くままのことだ。 夕方の風は、行く舟の帆に吹きつけて、花咲く道から、若耶渓の谷川の入り口に入って行く。夜になって西の谷に方向を変え、山の向こうに南斗星を眺めやった。ふちに立ちこめるもやは、飛び散って盛んに広がり、林にかかる月は、見返れば低く背後に見える。 人生は、まさしく果てしなく広がってとりとめのないものである。どうか漁翁となって世を捨てて暮らしたいものだ。
幽意(ゆうい) 断絕(だんぜつ)する無(な)く、此(こ)の去(きょ)偶(あ)う所(ところ)に隨(したが)う 晚風(ばんぷう) 行舟(こうしゅう)を吹(ふ)き、花路(かろ)渓口(けいこう)に入(い)る 夜(よる)に際(いた)りて 西壑(せいがく)に転(てん)じ、山(やま)を隔(へだ)てて 南斗(なんと)を望(のぞ)む 潭烟(たんえん) 飛(と)びて溶溶(ようよう)として、林月(りんげつ) 低(ひく)くして後(のち)に向(あ)り 生事(せいじ) 且(まさ)に彌漫(びまんたり)、願(ねが)わくは竿(さお)を持(も)つ叟(そう)と為(な)らん
幽意 断絕する無く、此の去偶うう所に隨う 晚風 行舟を吹き、花路渓口に入る 夜に際りて 西壑に転じ、山を隔てて 南斗を望む 潭烟 飛びて溶溶として、林月低くして後に向り 生事 且に彌漫、願わくは竿を持つ叟と為らん
幽閑(しずけさ)を求(もと)むるこころ いつとてもやむことなく こたびわれ舟(ふね)を浮(う)かべて いずくとも行(い)くに任(まか)せむ 夕風(ゆうかぜ)に帆(ほ)をかかげ 花咲(はなさ)きつづく岸(きし)の間(あいだ)を 若耶谿(じゃくやけい)に進(すす)み入(い)る 夜(よる)に入(い)りて西(にし) 壑(たに)にめぐれば 山(やま)の彼方(かなた) 南斗(なんと)は高(たか)く 夕霧(ゆうぎり)は潭(ふち)に立(た)ちこめ 見返(みかえ)れば林月(りんげつ)低(ひき)し ああ世(よ)のことは 茫(ぼう)々としてはかりがたく 願(ねが)わくは漁翁(ぎょおう)となりて のどけくも世(よ)を送(おく)らむ
幽閑を求むるこころ いつとてもやむことなく こたびわれ舟を浮かべて いずくとも行くに任せむ 夕風に帆をかかげ 花咲きつづく岸の間を 若耶谿に進み入る 夜に入りて西 壑にめぐれば 山の彼方 南斗は高く 夕霧は潭に立ちこめ 見返れば林月低し ああ世のことは 茫々としてはかりがたく 願わくは漁翁となりて のどけくも世を送らむ
幽意(ゆうい) 断絶(だんぜつ)する無(な)し 此(こ)の去(きよ) 偶(あ)う所(ところ)に随(したが)う 晩風(ばんぶう) 行舟(こうしゆう)を吹(ふ)き 花路(かろ) 谿口(けいこう)に入(はい)る 夜(よ)に際(さい)して西壑(せいがく)に転(てん)じ 山(やま)を隔(へだ)てて南斗(なんと)を望(のぞ)む 潭煙(たんえん) 飛(と)んで溶溶(ようよう) 林月(りんげつ) 低(た)れて後(うし)ろに向(あ)り 生事(せいじ) 且(か)つ瀰漫(びまん) 願(ねが)わくは竿(さお)を持(も)つの叟(そう)と為(な)らむ
幽意 断絶する無し 此の去 偶う所に随う 晩風 行舟を吹き 花路 谿口に入る 夜に際して西壑に転じ 山を隔てて南斗を望む 潭煙 飛んで溶溶 林月 低れて後ろに向り 生事 且つ瀰漫 願わくは竿を持つの叟と為らむ

國立高雄科技大學應用英語系、高瞻科技不分系/國立彰化師範大學英語系