唐詩平行語料庫研究計畫


題名: 題盧五舊居
作者: 李頎
物在人亡無見期,閑庭繫馬不勝悲。窓前綠竹生空地,門外青山如舊時。悵望秋天鳴墜葉,巑岏枯柳宿寒鴟。憶君淚落東流水,歲歲花開知爲誰。
英譯: 暫無英譯內容
日譯: 盧君の舊居を尋ねてみると、家屋や庭園のすがたは昔の物がそのままあるけれども、主人公は亡くなってしまって二度とお逢いする折はない。しずかな庭さきに馬をつないだが、わたしは悲しさにたえられない。窓の前を見れば、手入れをするものがないと見え、綠竹が、人氣のない、がらんとした土地に新しく生え出ている。門の外にそびえる青山は昔のとおりだ。うれいをふくんで見あげると、秋空から落葉がかさかさと鳴って飛びすぎる。けわしくそそり立つ枯れ柳には寒そうな梟が宿っている。ありし日の君のことを思い出して、涙が川水の上にこぼれ落ちる。東へ流れて行いて返らぬ水。一切は返らないのだ。年々春になれば、ここにも花は咲くだろう。だが、いったい、それは誰に見せるためだろうか。
物(もの)在(あ)り人(ひと)亡(な)くして見(まみ)ゆる期(き)無(な)し。 閒庭(かんてい)に馬(うま)を繋(つな)いで悲(かな)しみに勝(た)へず。 窓前(さうぜん)の綠竹(りょくちく) 空地(くうち)に生(しゃう)じ、 門外(もんぐわい)の青山(せいざん) 舊時(きうじ)に似(に)たり。 帳望(ちゃうぼう)すれば 秋天(しうてん) 墜葉(ついえ)鳴(ふな)り、 巑岏(さんぐわん)たる枯棚(こりう) 寒鴟(かんし)宿(やど)る。 君(きみ)を憶(おも)うて涙(なみだ)は落(お)つ東流(とうりう)の水(みづ)。 歲歳(さいさい) 花(はな)開(ひら)くは知(し)んぬ誰(た)が為(ため)ぞ。
物在り人亡くして見ゆる期無し。 閒庭に馬を繋いで悲しみに勝へず。 窓前の綠竹 空地に生じ、 門外の青山 舊時に似たり。 帳望すれば 秋天 墜葉鳴り、 巑岏たる枯棚 寒鴟宿る。 君を憶うて涙は落つ東流の水。 歲歳 花開くは知んぬ誰が為ぞ。

國立高雄科技大學應用英語系、高瞻科技不分系/國立彰化師範大學英語系