唐詩平行語料庫研究計畫


題名: 題璿公山池
作者: 李頎
遠公遯跡廬山岑,開士幽居祇樹林。片石孤峯窺色相,清池皓月照禪心。指揮如意天花落,坐臥閑房春草深。此外俗塵都不染,惟餘玄度得相尋。
英譯: 暫無英譯內容
日譯: 高僧の慧遠が世をのがれて住んだ廬山の峯といおうか、佛菩薩がこもって常住したもうた祇園精舎の森といおうか、璿公の、このお寺は、さすがに清淨な境地である。 一片の石、ひとひらの雲にも森羅萬象のすがたがうかがわれ、清らかな池の水、冴えた月の光が璿公の輝定の心を照らしている。璿公が如意をふるって法を說けば、天からハラハラと花びらが降ってくる。しずかな部屋に寝起きをすれば、春の草が自然に 生えて、ふかぶかとあたりをうずめる。 ただそれだけだ。そのほかの俗塵などに汚される心配はさらさらない。それ以外にここにやってくるただ 一つの例外は、むかし高僧支道林と交際をむすんだ高士許玄度のような人物が顔を出すことだ。それはほかではない。かく申すわが輩だけは特別に許されてここに尋ねてくることができるのだ。
遠公(えんこう)の遁跡(とんせき) 廬山(ろざん)の岑(しん)。 開士(かいし)幽居(いうきょ)す 祇樹林(ぎじゅりん)。 片石(へんせき) 孤雲(こうん) 色相(しきさう)を窺(うかが)ひ、 清池(せいち) 皓月(かうげつ) 禪心(ぜんしん)を照(て)らす。 如意(によい)を指揮(しき)して天花(てんくわ)落(お)ち 閒房(かんぼう)に坐臥(ざぐわ)して春草(しゅんさう)深(ふか)し。 此(こ)の外(ほか) 俗塵(ぞくぢん) 都(すべ)て染(そ)まず、 唯(ただ) 玄度(げんど)を餘(あま)して相尋(あひたづ)ねることを得(え)しむ。
遠公の遁跡 廬山の岑。 開士幽居す 祇樹林。 片石 孤雲 色相を窺ひ、 清池 皓月 禪心を照らす。 如意を指揮して天花落ち 閒房に坐臥して春草深し。 此の外 俗塵 都て染まず、 唯 玄度を餘して相尋ねることを得しむ。

國立高雄科技大學應用英語系、高瞻科技不分系/國立彰化師範大學英語系