唐詩平行語料庫研究計畫


題名: 送李回
作者: 李頎
知君官屬大司農,詔幸驪山職事雄。歲發金錢供御府,晝看仙液注離宮。千巖曙雪旌門上,十月寒花輦路中。不覩聲明與文物,自傷流滯去關東。
英譯: 暫無英譯內容
日譯: 君が司農寺に任官したことを知っている。つまり漢代の呼稱に從えば、大司農に属するわけで大したものだ。今囘は驪山へ行幸を仰せいだされたので、君の職掌事項も重大となる。毎年、金錢を徵發して御府に納めるという仕事をやっているし、従ってまた、これから毎日、離宮で温泉が流出して適當に配分されるのを監視されることになる。 まもなくご出發だ。途中の泊まりでしつらえられる行宮には天子の御座所を表示する旗のぼりがたてられ、あけぼのになれば、あちこちにつらなる岩山につもった雪が、その上に自々と冴えているだろうし、十月(太陽暦の十一月の末ごろ)のさむざむと咲いた菊の花がおなりの道すじを飾っていることだろう。しかし、わたしは、このたびの晴れの行幸の行列に加わることができず、美々しく、みやびな宮廷の盛儀を拝観することができない。ここにとり残されて、やがて任地の關東に去って行かなければならない。
知(し)る 君(きみ)が官(くわあん)の大司農(だいしのう)に屬(ぞく)するを。 詔(みことのり)して驪山(りざん)に幸(みゆき)するに 職事雄(しょくじゅう)なり。 歲(とし)ごとに金錢(きんせん)を發(はっ)して御府(ぎょふ)に供(きょう)し、 晝(ひる)は仙液(せんえき)の離宮(りきゅう)に注(そそ)ぐを看(み)る。 千巖(せんがん)の曙雪(しょせつ) 旗門(きもん)の上(うへ)、 十月(じふぐわつ)の寒花(かんくわ) 輦路(れんろ)の中(うち)。 聲名(せいめい)と文物(ぶんぶつ)を覩(み)ずして 自(みづか)ら傷(いた)む 留滞(りうたい)して關東(くわんとう)に去(さ)るを。
知る 君が官の大司農に屬するを。 詔して驪山に幸するに 職事雄なり。 歲ごとに金錢を發して御府に供し、 晝は仙液の離宮に注ぐを看る。 千巖の曙雪 旗門の上、 十月の寒花 輦路の中。 聲名と文物を覩ずして 自ら傷む 留滞して關東に去るを。

國立高雄科技大學應用英語系、高瞻科技不分系/國立彰化師範大學英語系