唐詩平行語料庫研究計畫


題名: 寄司勳盧員外
作者: 李頎
流澌臘月下河陽,草色新年發建章。秦地立春傳太史,漢宮題柱憶仙郎。歸鴻欲度千門雪,侍女新添五夜香。早晚薦雄文似者,故人今已賦長楊。
英譯: 暫無英譯內容
日譯: としのくれ、流氷が黄河の北岸に流れくだるころ、君はこの地をたった。そして新年になって都につかれたころは、建章官のあたりに草も芽ばえたことであろう。長安では太史の官が天子に奏上して立春の節を祝われるころ、君は尚書郎に任ぜられて、御前に咫尺し、いにしえの田鳳のように天子のお褒めにあずかるようなこともあろう。 北國へ歸る雁は、宮殿につらなる千の門の上に消え残る雪をあとにして飛び去ってゆくだろう。宮中に當直する君の部屋には、夜を通して薫じつづける香を待女が新しく足しそえてゆき、君はこの世ならぬ感じにふけっていられることだろう。そのうちに、 きっと揚雄のような文才のすぐれたものが推薦されて拔擢昇進されるにちがいない。 そういう人物はわが昔からの友人をおいて外にはない。今では、すでに揚雄の「長揚の賦」にも匹敵する名作を作っている君こそそれではないか。
流澌(りうし) 臘月(らふげつ) 河陽(かやう)に下(くだ)る 草色(さうしょく) 新年(しんねん) 建章(けんしゃう)に發(はっ)せん。 秦地(しんち)の立春(りっしゅん) 太史(たいし)より傳(つた)へ、 漢宮(かんきゅう)の題柱(だいちゅう) 仙郎(せんらう)を憶(おも)ふ。 歸鴻(きこう)度(わた)らんと欲(ほっ)す 千門(せんもん)の雪(ゆき)。 侍女(じぢょう)に添(そ)ふ 五夜(ごや)の香(かう)。 早晚(いつか) 雄(ゆう)に文(ぶん)の似(に)たる者(もの)を薦(すす)めん。 故人(こじん)今(いま)已(すで)に長楊(ちゃうやう)を賦(ふ)す。
流澌 臘月 河陽に下る 草色 新年 建章に發せん。 秦地の立春 太史より傳へ、 漢宮の題柱 仙郎を憶ふ。 歸鴻度らんと欲す 千門の雪。 侍女に添ふ 五夜の香。 早晚 雄に文の似たる者を薦めん。 故人今已に長楊を賦す。

國立高雄科技大學應用英語系、高瞻科技不分系/國立彰化師範大學英語系