題名: | 左掖梨花 |
作者: | 丘爲 |
冷豔全欺雪,餘香乍入衣。春風且莫定,吹向玉階飛。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
つめたいあでやかさは、まったく雪かと思われる。ただよう殘り香は、たちまち人のころもにつく。春風よ、心あらば、しばらく吹きやまないでおくれ。そして飛び散る白い梨の花びらを、天子のお目にとまるよう、御座に近い玉のきざはしまで吹きおくっておくれ。
冷艷(えん) 全(まった)く雪(ゆき)を欺(あざむ)き、 餘香(よかう) 乍(たちま)ち衣(い)に入(い)る。 春風(しゅんぷう) 且(しばら)く定(さだ)まること莫(なか)れ。 吹(ふ)いて玉階(ぎょくかい)に向(むか)って飛(と)ばしめよ。 冷艷 全く雪を欺き、 餘香 乍ち衣に入る。 春風 且く定まること莫れ。 吹いて玉階に向って飛ばしめよ。 |