題名: | 與盧員外象過崔處士興宗林亭 |
作者: | 王維 |
綠樹重陰蓋四鄰,青苔日厚自無塵。科頭箕踞長松下,白眼看他世上人。 | |
英譯: |
Green forests cover the four directions with dense
deep shade.
Every day untrodden mosses cushion the courtyard more
thickly in bluish gray.
Under tall pines the hermit sprawls, legs outstretched,
Turning upon the vulgar crowd only the whites of
his eyes.
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日譯: |
綠の木々がかさなりあって深いかげをつくって、四方におおいかぶさっている。庭いちめんに青い苔が日どとにあつくなって、自然と塵ひとつとどめない。たけ高い松の木の下で、主人公の崔君は頭巾もかぶらず、兩足を投げ出して坐り、世間の俗人どもを白い眼でにらんでいる。
綠樹(りょくじゅ)重陰(ちょういん) 四鄰(しりん)を蓋(おほ)ふ。 青苔(せいたい)日(ひ)に厚(あつ)くして自(おのづか)ら塵(ちり)無(な)し。 科頭(くわとう) 箕踞(ききよ)す 長松(ちゃうしょう)の下(もと)。 白眼(はくがん)看他(かんた)す 世上(せじゃう)の人(ひと)。 綠樹重陰 四鄰を蓋ふ。 青苔日に厚くして自ら塵無し。 科頭 箕踞す 長松の下。 白眼看他す 世上の人。 |