題名: | 臨高臺送黎拾遺 |
作者: | 王維 |
相送臨高臺,川原杳何極。日暮飛鳥還,行人去不息。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
君を送って、高い臺の上に立つと、川の流れる平原は、はるかに果てしてなくひろがっている。日暮れがた、飛ぶ鳥はねぐらに歸るが、旅立つ人は、ひたすらに道をいそいで、さっさと行ってしまう。
相送(あひおく)って高臺(かうだい)に臨(のぞ)めば 川原(せんげん) 杳(えう)として何(なん)ぞ極(きは)まらん。 日暮(にちぼ) 飛鳥(ひてう)還(かへ)り、 行人(かうじん) 去(さ)って息(いこ)はず。 相送って高臺に臨めば 川原 杳として何ぞ極まらん。 日暮 飛鳥還り、 行人 去って息はず。 君を送って高台に登って眺めやれば、川辺につづく平野は、はるかに限りなく広がっている。日暮れどき、空飛ぶ鳥もねぐらに帰るのに、旅ゆく君は、とどまることなく遠ざかってゆくのだ。 相(あ)ひ送(おく)りて 高台(かうだい)に臨(のぞ)めば 川原(せんげん) 杳(えう)として何(なん)ぞ極(きはま)らん 日暮(にちぼ) 飛鳥(ひてう)還(かへ)り 行人(かうじん) 去(さ)って息(や)まず 相ひ送りて 高台に臨めば 川原 杳として何ぞ極らん 日暮 飛鳥還り 行人 去って息まず |