唐詩平行語料庫研究計畫


題名: 過乘如禪師蕭居士嵩丘蘭若
作者: 王維
無着天親弟與兄,嵩丘蘭若一峰晴。食隨鳴磬巢烏下,行踏空林落葉聲。迸水定侵香案濕,雨花應共石牀平。深洞長松何所有,儼然天竺古先生。
英譯: 暫無英譯內容
日譯: 無著菩薩とその弟の天親菩薩にも比すべき、乘如禪師とその弟の蕭居士がふたりでおこないすましいられる、この嵩山のお寺のまえには晴れわたった空に一つの峯がそびえている。ちょうど食事どきで、合圖の馨が鳴らされると、慣れたもので、近くに巢ぐうているからすがむらがって舞いおりてくる。おあまりが頂戴できるからだ。人げのない林のあいだえを歩いてゆくと、落葉が深く積みかさなっていて、さくさくと音がする。 いにしえの聖が法力で水を湧き出させた故事もしのばれて、ほとばしり出る泉の水に、香案のあたりまで、しぶきぬれているではないか。ここで禪師たちが經を講ぜられるときは、おそらく、上天も感應あって天の花がひらひらと降ってきて坐禪の石の高さまで積もることであろう。 深い洞窟のなか、高い松の木かげに何があるだろう。と、覗いて見ると、おごそかに鎮坐まします一軀の釋迦如來のおすがたがあった。
無著(むぢゃく)・天親(てんしん)弟(てい)と兄(けい)と。 嵩丘(すうきう)の蘭若(らんにゃ) 一峯(いっぽう)晴(は)る。 食(しょく)は鳴磐(めいけい)に隨(したが)ひて巢烏(さうう)下(くだ)り、 行(ゆくゆ)く空林(くうりん)を踏(ふ)む落葉(らくえふ)の聲(こえ)。 进水(ほうすい)は定(さだ)めて香案(かうあん)侵(をか)して濕(うるほ)ひ、 雨花(うくわ)は應(まさ)に石牀(せきしゃう)と共(とも)に平(たひら)かなるべし。 深洞(しんどう)の長松(ちゃうしょう) 何(なん)の有(あ)る所(ところ)ぞ。 儼然(げんぜん)たる天竺(てんぢく)古先生(こせんせい)。
無著・天親弟と兄と。 嵩丘の蘭若 一峯晴る。 食は鳴磐に隨ひて巢烏下り、 行く空林を踏む落葉の聲。 进水は定めて香案侵して濕ひ、 雨花は應に石牀と共に平かなるべし。 深洞の長松 何の有る所ぞ。 儼然たる天竺古先生。

國立高雄科技大學應用英語系、高瞻科技不分系/國立彰化師範大學英語系