題名: | 使至塞上 |
作者: | 王維 |
銜命辭天闕,單車欲問邊。征蓬出漢塞,歸雁入胡天。大漠孤煙直,長河落日圓。蕭關逢候吏,都護在燕然。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
天子の命を受けて宮城をあとにし、独り車を駆って辺境の視察に向かう。風に吹かれるヨモギのように漢の塞を出ると、道連れといえば、胡の空に帰っていく雁ばかり。
果てしなく広がる沙漠には烽火がひとすじ立ちのぼり、黄河の流れに丸い夕日が沈んでいく。蕭関で物見の騎馬に出会ったら、都護殿は北上して燕然で奮戦中とのことだ。
命(めい)を銜(ふく)んで天闕(てんけつ)を辞(じ)し、 単車(たんしゃ) 辺(へん)を問(と)わんと欲(ほっ)す。 征蓬(せいほう) 漢塞(かんさい)を出(い)で、 帰雁(きがん) 胡天(こてん)に入(い)る。 大漠(たいばく) 孤煙(こえん)直(なお)く、 長河(ちょうが) 落日(らくじつ)円(まど)かなり。 蕭関(しょうかん) 候騎(こうき)に逢(あ)えば、 都護(とご) 燕然(えんぜん)に在(あ)りと。 命を銜んで天闕を辞し、 単車 辺を問わんと欲す。 征蓬 漢塞を出で、 帰雁 胡天に入る。 大漠 孤煙直く、 長河 落日円かなり。 蕭関 候騎に逢えば、 都護 燕然に在りと。 |