唐詩平行語料庫研究計畫


題名: 終南山
作者: 王維
太乙近天都,連山接海隅。白雲迴望合,青靄入看無。分野中峰變,陰晴衆壑殊。欲投人處宿,隔水問樵夫。
英譯: T'ai-yi rising heavenward near the imperial capital, Joins the vast range rolling down to a corner of the sea. As I look back, white clouds close-gather; Yet once within the mountains, the blue mists vanish. One central rampart divides the wilderness into many folds; Shadow and sunshine race across the valleys. Sould I need a night's lodging, I have only to ask the woodcutter over the river.
Near the celestial capital rises Taiyi, Where waves of mountains meet the sea. Look back, and all is hidden in white clouds. Enter the azure mist, to find it vanished. It is the central peak of varied regions, Of valleys dark with clouds or bright with sun. Seeking a human habitation for the night, I hail a woodcutter across the stream.
日譯: 太乙(たいいつ) 天都(てんと)に近(ちか)く、 連山(れんざん) 海隅(かいぐう)に到(いた)る。 白雲(はくうん) 望(のぞみ)を廻(めぐら)せば合(がつ)し、 青靄(せいあい) 看(かん)に入(い)って無(な)し。 分野(ぶんや) 中峯(ちゅうほう)に變(へん)じ、 陰晴(いんせい) 衆堅殊(しゅうがくこと)なる。 人處(じんしょ)に投(とう)じて宿(しゅく)せんと欲(ほっ)し、 水(みづ)を隔(へだ)てて樵夫(せうふ)に問(と)ふ。
太乙 天都に近く、 連山 海隅に到る。 白雲 望を廻せば合し、 青靄 看に入って無し。 分野 中峯に變じ、 陰晴 衆堅殊なる。 人處に投じて宿せんと欲し、 水を隔てて樵夫に問ふ。
終南山の絶頂に近い北側に、いわゆる太一宮がある。漢の武帝がここにきて、この山を封じて太一山といったと言いつたえられている。自分も今ここにきてみると、なるほど、天帝の都 にせまるかと疑われるほど、そそりたっている。うねうねと連なる山脈が東方へ伸びて、はるか海のほとりにまでつづいている。今まできれぎれになっていた白い雲が、ふりかえって見ると、 はやいっぱいにひろがって、わが背後をとじこめている。そうかと思うと、さっきまで見えて もや いた薄青い靄が、いつのまにか消えてしまった。この山は北は雍州に属し、南は梁州と荊州に屬して、それに應じて天文の分野までちがっているほど、廣い領域にわたっている。あちらこちらとたくさんの谷間ができていて、その一つが 晴れていても、ほかのところは曇ったり雨が降ったりしているというありさまで、千變萬化 の山である。さて日も暮れに近いので、どこか人里に出で宿を借ろうとしたが、人家も見えず往来の人もない。幸いなことに、谷川の向こう岸にいる樵夫を見つけたので、大聲をあげて呼びとめ、どちらへ行けばよいかをきいた。
太乙峰は$高く$天帝の都にせまり、連山は$遠く$海のほとりにまで至る。 白い雲が、ふり返って見ると、合わさって視界を閉ざし、$行く手に立ちこめていた$青い靄は、その中に入ってみると見えない。 分野はこの中央の節を境にして変り、曇ったり晴れたり、 氣象は谷ごとにちがっている。 どこか人家をたずねて泊ろうと思い、川を隔ててきこりに問うてみる。
太乙(たいいつ) 天都(てんと)に近(ちか)く 連山(れんざん) 海隅(かいぐう)に到(いた)る 白雲(はくうん) 廻(めぐ)り望(のぞ)めば合(がっ)し 青靄(せいあい) 入(い)りて看(み)れば無(な)し 分野(ぶんや) 中峰(ちゅうほう)に變(へん)じ 陰晴(いんせい) 衆堅(しゅうがく) 殊(こと)なる 人处(じんしょ)に投(とう)じて 宿(しゅく)せんと欲(ほっ)し 水(みづ)を隔(へだ)てて 樵夫(せうふ)に問(と)ふ
太乙 天都に近く 連山 海隅に到る 白雲 廻り望めば合し 青靄 入りて看れば無し 分野 中峰に變じ 陰晴 衆堅 殊なる 人处に投じて 宿せんと欲し 水を隔てて 樵夫に問ふ

國立高雄科技大學應用英語系、高瞻科技不分系/國立彰化師範大學英語系