唐詩平行語料庫研究計畫


題名: 登辨覺寺
作者: 王維
竹徑從初地,蓮峰出化城。窗中三楚盡,林上九江平。軟草承趺坐,長松響梵聲。空居法雲外,觀世得無生。
英譯: A bamboo path leads through the First Stage Where the City of Illusion appears from Lotus Peak. Up in its windows all Ch’u is encompassed, Above its forests Nine Rivers lies level. Pliant grasses accepted for sitting in meditation, Tall pines echo with sūtra chanting. Then, dwelling in void, beyond the Clouds of Law, Observe the World, attain Non-Life.
日譯: 竹逕(ちくけい) 初地(しょち)よりす。 蓮峰(れんぼう) 化城(けじゃう)を出(いだ)す。 窓中(そうちゅう)  三楚盡(さんそつ)き、 林外(りんぐわい) 九江平(きうかうひらか)なり。 嫩草(どんそう) 趺坐(ふざ)を承(う)け、 長松(ちゃうしょう)  梵聲響(ぼんせいひび)く。 空居(くうきょ) 法雲(はふうん)の外(ほか)、 世(よ)を觀(くわん)じて無生(むしゃう)を得(え)たり。
竹逕 初地よりす。 蓮峰 化城を出す。 窓中  三楚盡き、 林外 九江平なり。 嫩草 趺坐を承け、 長松  梵聲響く。 空居 法雲の外、 世を觀じて無生を得たり。
この寺は竹林のなかの小路から登ってゆくが、ます初地の關門を通過したような氣持ちである。蓮華のかたちをした峯から、突然、まるで蜃氣樓のようなりっぱな寺院があらわれた。さて參堂して寺の窓から眺めると、三楚の地方が見わたせるし、林のこずえのかなたには、九江の水が遠く平らにひろがって見える。やわらかい若草が坐禪するのにふさわしくはえ、たけの高い松には讀經の聲がひびきわたっている。法雲のたなびく、この清淨な地域にあって心をむなしくして仕むときは、浮世の姿を幻と觀じて、生もなく死もない真如の境地に達することができる。

國立高雄科技大學應用英語系、高瞻科技不分系/國立彰化師範大學英語系