唐詩平行語料庫研究計畫


題名: 遣悲懷
作者: 元稹
昔日戲言身後意,今朝皆到眼前來。衣裳已施行看盡,針線猶存未忍開。尚想舊情憐婢僕,也曾因夢送錢財。誠知此恨人人有,貧賤夫妻百事哀。
英譯: 暫無英譯內容
日譯: むかし冗談で「おまえに先立たれたらどうしよう」などと語り合っていたものだが、今やそれが現実のものとなってしまった。おまえの衣裳は人に分けてやっているので、やがてなくなってしまうだろうが、おまえが使っていた針や糸は針箱を開けるに忍びないので、まだそのままになっている。おまえの気持にそって、下女や下男にはやさしくしてやっているし、また、いつかおまえが夢のなかで語っていたので、恵まれない人たちには金品を贈っている。この世のなかには、妻に先立たれて悲しみにくれている者がたくさんいることはよくかっているが、とくに私どものように貧しかった夫婦には、どんな思い出もすべて悲しみのタネでないものはない。
昔日(せきじつ)戯言(ぎげん)す 身後(しんご)の意(い)、 今朝(こんちょう) 皆(みな)眼前(がんぜん)に到(うた)り来(き)たる。 衣裳(いしょう)は己(すで)に施(ほどこ)して行(ゆく)ゆく尽(つ)くるを看 (み)るも、 針線(しんせん)は猶(な)お存(そん)して未(いま)だ開(ひら)くに忍(しの)びず。 尚(な)お旧情(きゅうじょう)を想(おも)って婢僕(ひぼく)を憐(あわ)れみ、 也(ま)曾(かつ)て夢(ゆめ)に因(よ)って銭財(せんざい)を送る。 誠(まこと)に知(し)る 此(こ)の恨(うら)み人人(にんにん)有(あ)り、 貧賤(ひんせん)の夫妻(ふさい) 百事(ひゃくじ)哀(かな)し。
昔日戯言す 身後の意、 今朝 皆眼前に到り来たる。 衣裳は己に施して行ゆく尽くるを看 るも、 針線は猶お存して未だ開くに忍びず。 尚お旧情を想って婢僕を憐れみ、 也曾て夢に因って銭財を送る。 誠に知る 此の恨み人人有り、 貧賤の夫妻 百事哀し。

國立高雄科技大學應用英語系、高瞻科技不分系/國立彰化師範大學英語系