唐詩平行語料庫研究計畫


題名: 秋興
作者: 杜甫
玉露凋傷楓樹林,巫山巫峽氣蕭森。江間波浪兼天湧,塞上風雲接地陰。叢菊兩開他日淚,孤舟一繫故園心。寒衣處處催刀尺,白帝城高急暮砧。
英譯: 暫無英譯內容
日譯: 玉のような露に打たれてカエデの林は枯れしぼみ、巫山や巫峡のあたりにはきびしい秋の気配が立ちこめる。川面に逆巻く波は天までとどかんばかり、城の上に吹き寄せる雲は地面にまで暗く垂れこめている。 咲き乱れる菊をあれから二度も見ることになったが、思えば涙の日々であった。そんななか、たった一隻の小舟に、故郷への思いをつないできた。もうすぐ冬、そちこちで冬仕度をせかされるのか、白帝城が高くそびえるなか、夕暮れどきともなると砧の音がせわしげに聞こえてくる。
玉露(ぎょくろ) 凋傷(ちょうしょう)す 楓樹(ふうじゅ)の林(はやし)、 巫山(ふざん)巫峽(ふきょう) 気(き) 蕭森(しょうしん)たり。 江閒(こうかん)の波浪(はろう) 天(てん)を兼(か)ねて湧(わ)き、 塞上(さうじょう)の風雲(ふううん) 地(し)に接(せっ)して陰(くも)る。 叢菊(そうきく) 両(ふたた)び開(ひら)く 他日(たじつ)の淚(なみだ)、 孤舟(こしゅう) 一(ひと)えに繋(つな)ぐ 故園(こえん)の心(こころ)。 寒衣(かんい) 処処(しょしょ) 刀尺(とうせき)を催(うなが)し、 白帝(はくてい) 城(しろ)高(たか)くして暮砧(ぼちん)急(きゅう)なり。
玉露 凋傷す 楓樹の林、 巫山巫峽 気 蕭森たり。 江閒の波浪 天を兼ねて湧き、 塞上の風雲 地に接して陰る。 叢菊 両び開く 他日の淚、 孤舟 一えに繋ぐ 故園の心。 寒衣 処処 刀尺を催し、 白帝 城高くして暮砧急なり。

國立高雄科技大學應用英語系、高瞻科技不分系/國立彰化師範大學英語系