題名: | 子夜吳歌四首 第三首 |
作者: | 李白 |
長安一片月,萬戶擣衣聲。秋風吹不盡,總是玉關情。何日平胡虜,良人罷遠征。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
長安の夜空に冴えかえる月。家々から聞こえくる砧を打つ音。秋風は、いつまでも吹いてやまない。それらすべてが、玉門関のかなたの夫への切ない思いをかきたてる。一体いつになったらあの人は、蛮族を平げ遠征を終えて帰ってきてくれるのだろう。
長安(ちゃうあん) 一片(いっぺん)の月(つき) 万戸(ばんこ) 衣(ころま)を擣(う)つの声(こえ) 秋風(しうふう) 吹(ふ)き尽(つ)きず 総(す)べて是(こ)れ 玉関(ぎょくくわん)の情(じゃう) 何(いづ)れの日(ひ)か 胡虜(こりょ)を平(たひ)らげ 良人(りゃうじん) 遠征(えんせい)を罷(や)めん 長安 一片の月 万戸 衣を擣つの声 秋風 吹き尽きず 総べて是れ 玉関の情 何れの日か 胡虜を平らげ 良人 遠征を罷めん 長安の町に冷たく光を注ぐ満月ひとる。 都じゅうの家々から、布を打つ音が聞こえ、 秋風はあとからあとから吹きつける。 なにもかもが、玉門関にいる夫を思う私の心をかきたてる。 いつになったら、えびすどもを討伐して、 夫は遠い戦地から帰ってくることだろう。 長安(ちょうあん) 一片(いっぺん)の月(つき) 万戸(ばんこ) 衣(ころま)を擣(う)つの声(こえ) 秋風(しゅうふう) 吹(ふ)いて尽(つ)きず 総(す)べて是(こ)れ玉関(ぎょくかん)の情(じょう) 何(いず)れの日(ひ)か胡虜(こりょ)を平(たい)らげて 良人(りょうじん)遠征(えんせい)を罷(や)めん 長安 一片の月 万戸 衣を擣つの声 秋風 吹いて尽きず 総べて是れ玉関の情 何れの日か胡虜を平らげて 良人遠征を罷めん |