題名: | 江樓書感 |
作者: | 趙嘏 |
獨上江樓思渺然,月光如水水如天。同來望月人何處,風景依稀似去年。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
ひとり川辺の高楼に上れば、思いははてしなく広がる。月の光は水のように冴えわたり、川の水は大空に連なっている。ともにこの高楼に上り、月を愛賞した人は、いまはいったい何処に行ってしまったのだろうか。風景はまるで去年と同じだというのに。
独(ひと)り江楼(かうろう)に上(のぼ)れば 思(おも)ひ渺然(べうぜん) 月光(げつくわう) 水(みず)の如(ごと)く 水(みづ) 天(てん)に連(つら)なる 同(とも)に来(き)たりて月(つき)を翫(もてあそ)びし 人(ひと)は何(いづ)れの処(ところ)ぞ 風景(ふうけい) 依稀(いき)として去年(きょねん)に似(に)たり 独り江楼に上れば 思ひ渺然 月光 水の如く 水 天に連なる 同に来たりて月を翫びし 人は何れの処ぞ 風景 依稀として去年に似たり ただ一人、川辺の楼に登れば、思いははてもなくひろがる。 月光は水のように澄みわたり、水は天につらなって流れている。 ともに来て月を見て楽しんだ人は、いまはどこに行ったのか。 風景だけはそっくり去年のままに見えるのに。 独(ひと)り江楼(こうろう)に上(のぼ)れば 思(おもい)渺然(びょうぜん) 月光(げつこう)水(みず)の如(ごと)く 水(みず) 天(てん)に連(つら)なる 同(とも)に来(き)たって月(つき)を翫(もてあそ)びし 人(ひと)は何処(いずこ)ぞ 風景(ふうけい)依稀(いき)として去年(きょねん)に似(に)たり 独り江楼に上れば 思渺然 月光水の如く 水 天に連なる 同に来たって月を翫びし 人は何処ぞ 風景依稀として去年に似たり |