唐詩平行語料庫研究計畫


題名: 涼州詞
作者: 王之渙
黃河遠上白雲間, 一片孤城萬仞山。 羌笛何須怨楊柳, 春風不度玉門關。
英譯: The Yellow River rises far from fleecy cloudland tossed. Mid peaks so high our tiny town to sight is almost lost. Why need my Mongol flute bewail the elm and willow missed? Beyond the Yü-men Pass the breath of Spring has never crossed.
日譯: 黄河の上流、白雲のたなぴくあたりまで、さかのぼれば、高くそびえる山々の中に、ぽつんと城壁に囲まれた要塞が見える。$耳に聞こえるのは、異人の吹く悲しげな笛の音$。ああ、羌笛よ。別離の曲である「折楊柳」など、どうか悲しげに吹きならさないでほしい。$中国本土を照らし、楊柳を芽ぶかせる$暖かい春の光も、玉門関を渡って$この辺境の地には$訪れてはくれないというのに。
黄河(くわうが) 遠(とほ)く上(のぼ)る 白雲(はくうん)の間(かん) 一片(いっぺん)の孤城(こじゃう) 万仞(ばんじん)の山(やま) 羌笛(きゃうてき) 何(なん)ぞ須(もち)ひん 楊柳(やうりう)を怨(うら)むを 春光(しゅんくわう)度(わた)らず 玉門関(ぎょくもんくわん)
黄河 遠く上る 白雲の間 一片の孤城 万仞の山 羌笛 何ぞ須ひん 楊柳を怨むを 春光度らず 玉門関
黄河を遠くさかのぼって、はるか上流の白雲のたなびくあたり。 そそり立つ山の所に、一つポツンととりでがたっている。 折りから、吹く羌族の笛の音は「折楊柳」の曲を悲しげに奏でているが、そんな笛は吹くことはないぞ。 なぜなら、ここ西の果ての玉門関までは春の光がやって来ないのだから。
黄河(こうが)遠(とお)く上(のぼ)る 白雲(はくうん)の間(かん) 一片(いっぺん)の孤城(こじょう) 万仞(ばんじん)の山(やま) 羌笛(きょうてき)何(なん)ぞ須(もち)いん 楊柳(やうりゅう)を怨(うら)むを 春光(しゅんこう)度(わた)らず 玉門関(ぎょくもんかん)
黄河遠く上る 白雲の間 一片の孤城 万仞の山 羌笛何ぞ須いん 楊柳を怨むを 春光度らず 玉門関
黄河を遠くさかのぼって、白雲のたなびくあたりを分け入っていくと、高い山々に囲まれて、ぽつんと小さな町が横たわっている。 羌の人々よ、なにもそんなに物悲しい別れの曲ばかり吹き鳴らすことはないではないか。 ここ玉門関の外までは、春の光さえ渡ってはこないのだから。
黄河(こうが)遠(とお)く上(のぼ)る 白雲(はくうん)の間(かん)、 一片(いっぺん)の孤城(こじょう) 万仞(ばんじん)の山(やま)。 羌笛(きょうてき)何(なん)ぞ須(もち)いん楊柳(ようりゅう)を怨(うら)むを、 春光(しゅんこう)度(わた)らず 玉門関(ぎょくもんかん)。
黄河遠く上る 白雲の間、 一片の孤城 万仞の山。 羌笛何ぞ須いん楊柳を怨むを、 春光度らず 玉門関。

國立高雄科技大學應用英語系、高瞻科技不分系/國立彰化師範大學英語系