題名: | 臺城(金陵圖) |
作者: | 韋莊 |
江雨霏霏江草齊,六朝如夢鳥空啼。無情最是臺城柳,依舊煙籠十里堤。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
長江の川面に、$春$雨がしとしとと降りしきり、水べの草は一
様に青々と生い茂っている。$この地に都を置いた$六朝の栄華は、$はかない春の夜の$夢のように消えさってしまい、今は鳥$だけ$がいたずらに$美しい声で$さえずっている。最も無情なものは、 宮城の$ほとりの無数の$垂柳。$春になると$今もなお昔ながらに、湖畔の一〇里の堤をおおい、$降りしきる春雨のなかに$緑色にけむっている。
江雨(かうう)霏霏(ひひ)として 江草(かうそう)斉(ひと)し 六朝(りくてう) 夢(ゆめ)の如(ごと)く 鳥(とり) 空(むな)しく啼(な)く 無情(むじゃう) 最(もっと)も是(こ)れ 台城(だいじょう)の柳(やなぎ) 旧(きう)に依(よ)り 煙(けむり)は籠(こ)む 十里(じふり)の隄(つつみ) 江雨霏霏として 江草斉し 六朝 夢の如く 鳥 空しく啼く 無情 最も是れ 台城の柳 旧に依り 煙は籠む 十里の隄 |