題名: | 贈別 |
作者: | 杜牧 |
多情卻似總無情, 唯覺尊前笑不成。 蠟燭有心還惜別, 替人垂淚到天明。 | |
英譯: |
Fair and fine in looks and manner,
barely thirteen years old,
A cardamom bud at the end of a branch
early in the second month,
In the spring breeze on the three-mile stretch
of the road out of Yangzhou
There’s none behind the furled pearl screens
that can compare to her.
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日譯: |
情が多いことは、まるで情が無 いように見えるのだ。
別れの酒を前にしては、いくら 笑おうとしても笑えない。
蠟燭も人情を解する心があるのか、この別れをあわれんで、
われらのために、夜明けまでずっと涙を流してくれる。
多情(たじょう)は却(かえ)って似(に)たり 総(す)べて無情(むじょう)なるに 唯(た)だ覚(おぼ)ゆ 樽前(そんぜん)に笑(わら)わんとして成(な)らざるを 蠟燭(ろうそく)は心(こころ)有(あ)りて還(ま)た別(わか)れを惜(お)しみ 人(ひと)に替(か)わりて涙(なみだ)を垂(た)れて天明(てんめい)に到(いた)る 多情は却って似たり 総べて無情なるに 唯だ覚ゆ 樽前に笑わんとして成らざるを 蠟燭は心有りて還た別れを惜しみ 人に替わりて涙を垂れて天明に到る あなたとの別れを思うと、傷つきやすいこの心は$あまりの深い 悲しみに、あなたへの思いをすなおに表わすこともできず$、かえって薄情な心にも似てしまう。こうして酒つぼを前に向かいあっていると、笑顔を見せようにもこわばってしまうのが自分でもわかる。ただ蠣燭だけが心あるのか、かえって別れを惜しみ、私に代わって明け方に至るまで涙を垂れている。 多情(たじゃう)は却(かへ)って似(に)たり 総(す)べて無情(むじゃう)なるに 唯(た)だ覚(おぼ)ゆ 罇前(そんぜん) 笑(わら)ひの成(な)らざるを 蠟燭(らふそく)心(こころ)有(あ)り 還(かへ)って別(わか)れを惜(を)しみ 人(ひと)に替(か)はりて涙(なみだ)を垂(た)れて天明(てんめい)に到(いた)る 多情は却って似たり 総べて無情なるに 唯だ覚ゆ 罇前 笑ひの成らざるを 蠟燭心有り 還って別れを惜しみ 人に替はりて涙を垂れて天明に到る |