題名: | 東樓 |
作者: | 白居易 |
脈脈復脈脈,東樓無宿客。城暗雲霧多,峽深田地窄。宵燈尚留燄,晨禽初展翮。欲知山高低,不見東方白。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
ああ話したい語りたい、だけど東樓には泊り客もない。
城は雲や霧がこめて暗く、この峡谷は深くて田畑もすくないのだ。
夜のともしびはまだ消えやらず、暁の鳥がとびはじめた。
山の高低を知ろうと思うが、東の空はなかなか明るくならない。
脈脈(みゃくみゃく) また脈脈(みゃくみゃく)、 東樓(とうろう)に宿客(しゅくかく)なし。 城暗(しろくら)くして雲霧(うんむ)多(おほ)く、 峽深(けふふか)くして田地(でんち)窄し。 宵燈(せうとう)なほ焰(ほのほ)を留(とど)め、 晨禽(しんきん)はじめて翮(つばさ)を展(の)ぶ。 山(やま)の高低(かうてい)を知(し)らんと欲(ほっ)するも、 東方(とうはう)の白(しろ)きを見(み)ず。 脈脈 また脈脈、 東樓に宿客なし。 城暗くして雲霧多く、 峽深くして田地窄し。 宵燈なほ焰を留め、 晨禽はじめて翮を展ぶ。 山の高低を知らんと欲するも、 東方の白きを見ず。 |