題名: | 涼州歌第二疊 |
作者: | 張子容 |
朔風吹葉雁門秋,萬里煙塵昏戍樓。征馬長思青海北,胡笳夜聽隴山頭。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
北風が木の葉を吹いてハラハラと散らし、雁門山は秋だ。この季節になると、いつも侵入してくる胡兵を迎え撃って萬里の空にいくさの砂けむりが立ちのぼり、物見のやぐらのあたりも薄暗くなって遠くは見えない。騎士の乗る馬は、いつまでも生まれ故郷の青海のほとりを思い出して嘶き、そしてわれわれは夜な夜な隴山のほとりで胡笳の悲しげなしらべに耳をすますのだ。
朔風(さくふう)葉(は)を吹(ふ)く 雁門(がんもん)の秋(あき)。萬里(ばんり)の煙塵(えんぢん) 戌樓(じゅろう)に昏(くら)し。征馬(せいば)長(なが)く思(おも)ふ 青海(せいかい)の上(ほとり)。胡笳(こか) 夜(よる)聴(き)く 隴山(ろうざん)の頭(ほとり)。 朔風葉を吹く 雁門の秋。萬里の煙塵 戌樓に昏し。征馬長く思ふ 青海の上。胡笳 夜聴く 隴山の頭。 |