題名: | 元和十二年淮寇未平詔停歲仗憤然有感率爾成章 |
作者: | 白居易 |
聞停歲仗軫皇情, 應爲淮西寇未平。 不分氣從歌裏發, 無明心向酒中生。 愚計忽思飛短檄, 狂心便欲請長纓。 從來妄動多如此, 自笑何曾得事成。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
歳仗をとりやめると聞き、宸襟おいたわしい。淮西の乱がいまだ治まらぬためであろう。
わりきれぬ思いは歌のなかから生じ、無明の思いは酒を飲みながら生まれる。
ふいに短い檄文を飛ばそうかと愚考し、敵将を捕らえる冠の長いひもを所望しようかと血迷う。
いつも軽率な挙措はまあこんなもの。かつて功を奏した試しがないのは笑うしかない。
歲仗(さいじょう)を停(とど)むると聞(き)きて皇情(こうじょう)を軫(いた)む わいせい 応(まさ)に淮西(わいせい)の寇(こう)未(いま)だ平(たい)らがざるが為(ため)なるべし 不分(ふぶん)の気(き)は歌裏(かり)従(よ)り発(はっ)し 無明(むみょう)の心(こころ)ば酒中(しゅちゅう)に生(しょう)ず 愚計(ぐけい)忽(にわか)に短檄(たんげき)を飛(と)ばさんことを思(おも)う 狂心(きょうしん) 便(すなわ)ち長纓(ちょうえい)を請(こ)わんと欲(ほっ)す 従来 (じゅうらい) 妄動(もうどう)多(おお)く此(か)くの如(ごと)し 自(みずか)ら笑(わら)う 何(なん)ぞ曽(かつ)て事(こと)成(な)るを得(え)んと 歲仗を停むると聞きて皇情を軫む わいせい 応に淮西の寇未だ平らがざるが為なるべし 不分の気は歌裏従り発し 無明の心ば酒中に生ず 愚計忽に短檄を飛ばさんことを思う 狂心 便ち長纓を請わんと欲す 従来 妄動多く此くの如し 自ら笑う 何ぞ曽て事成るを得んと |