題名: | 塞上行其一 |
作者: | 王昌齡 |
烽火城西百尺樓,黃昏獨坐海風秋。更吹羌笛關山月,無那金閨萬里愁。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
烽火城の西の高い物見やぐらで、たそがれ時、青海から吹いて來る秋風に身をさらして獨坐していると、あたりは荒涼寂寞いかにも物悲しい。ましてこの時、胡人が月のさえわたる下で笛を吹いている。それが曲もあろうに思郷をそそる關山月の曲である。それを聞くと萬里を隔てた故郷に暮らす妻を思う情がむらむらと起ってどうにも仕方がない。
烽火(ほうくわ)城西(じゃうせい)百尺(せき)の樓(ろう)、黄昏(くわうこん)獨(どく)坐(さ)す海風(かいふう)の秋(あき)。更(さら)に羌笛(きゃうてき)を吹(ふ)く關山(くわんさん)の月(つき)。那(いかん)ともするなし金閨(きんけい)萬里(ばんり)の愁(うれひ)を。 烽火城西百尺の樓、黄昏獨坐す海風の秋。更に羌笛を吹く關山の月。那ともするなし金閨萬里の愁を。 |