題名: | 虢夫人 |
作者: | 張祜 |
虢國夫人承主恩,平明騎馬入宮門。卻嫌脂粉汚顏色,淡掃蛾眉朝至尊。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
虢國夫人はみかどの御恩寵をこうむり、夜明けがた早く、馬に乘って皇居の門にはいって行かれる。夫人は、べにやおしろいをつけると、かえって生まれつきの美しい顔をけがすといって一切やらない。ただきゃしゃな眉にまゆずみをうっすらと刷いただけで、みかどの御前に出られる。
虢國(かくこく)夫人(ふじん) 主恩(しゅおん)を承(う)け、 卒明(へいめい) 馬(うま)に騎(の)って宮門(きゅうもん)に入(い)る。 卻(かへ)って嫌(きら)ふ 脂粉(しふん)の顔色(がんしょく)を汚(けが)すを。 淡(あは)く蛾眉(がび)を掃(はら)うて至尊(しそん)に朝(てう)す。 虢國夫人 主恩を承け、 卒明 馬に騎って宮門に入る。 卻って嫌ふ 脂粉の顔色を汚すを。 淡く蛾眉を掃うて至尊に朝す。 |