題名: | 楊柳枝詞 |
作者: | 劉禹錫 |
煬帝行宮汴水濱,數株楊柳不勝春。晚來風起花如雪,飛入宮牆不見人。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
隋の場帝の行宮は汴水のほとりにあった。數本のやなぎが殘っているが、これだけは季節がめぐってくると、昔にかわらず淺綠にもえて、春の思いにたえかねたような風情がある。夕暮れにかけて、急に風がおこると、やなぎの花が雪のように白く吹きみだれ、行宮の垣を越えて飛びこんでゆくが、人かげはひとりも見えない。
煬帝(やうだい)の行宮(あんぐう) 汴水(べんすい)の濱(ひん)。 數株(すうしゅ)の楊柳(やうりう) 春(はる)に勝(た)へず。 晩來(ばんらい)風起(かぜおこ)って 花(はな)雪(ゆき)の如(ごと)し。 飛(と)んで宮牆( きゅうしゃう)に入(い)って 人(ひと)を見(み)ず。 煬帝の行宮 汴水の濱。 數株の楊柳 春に勝へず。 晩來風起って 花雪の如し。 飛んで宮牆に入って 人を見ず。 |