題名: | 越中懷古 |
作者: | 李白 |
越王句踐破吳歸,義士還鄉盡錦衣。宮女如花滿春殿,只今惟有鷓鴣飛 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
越王句踐は周の元王の三年$紀元前四七三$、二十餘年の雌伏の後、仇敵の吳の國を討ってその軍を破り、首都蘇州を占領し、吴王夫差を自殺せしめて引きあげた。この復讐戦に従軍した勇士たちは、恩賞として與えられた錦の衣服を身にまとって、わが家へ凱旋した。越王の都の會稽では、花のような宮女が春の宮殿にちあふれていた。今はただ、鷓鴣の鳥が飛びかうばかり。
越王句踐(えつわうこうせん) 吳(ご)を破(やぶ)って帰(かへ)る。 義士(ぎし)家(いへ)に還(かへ)って盡(ことごと)く錦衣(きんい)。 宮女(きゅうぢょ)花(はな)の如(ごと)く春殿(しゅんでん)に滿(み)ちしが、 只(ただ)今(いま)惟(ただ)々鷓鴣(しゃこ)の飛(と)ぶのみ有(あ)り。 越王句踐 吳を破って帰る。 義士家に還って盡く錦衣。 宮女花の如く春殿に滿ちしが、 只今惟々鷓鴣の飛ぶのみ有り。 |