唐詩平行語料庫研究計畫


題名: 秋登宣城謝眺北樓
作者: 李白
江城如畫裡, 山曉望晴空。 兩水夾明鏡, 雙橋落彩虹。 人煙寒橘柚, 秋色老梧桐。 誰念北樓上, 臨風懷謝公。
英譯: The waterside city stands as in a picture scroll. The sky is lucid above the mountain shrouded in evening gloom, While the waters on either hand shine like mirrors; Two painted bridges span them like rainbows dropt from the sky. The smoke from the cottages curls up around the citron trees, And the hues of late autumn are on the green paulow- nias. Who ever dreamed of my coming hither to the North Tower To brood over the memory of Prince Hsieh, while the wind blows in my face?
日譯: 江城(かうじゃう) 畫裏(ぐわう)の如(ごと)し、 山曉(さんげう) 晴空(せいくう)を望(のぞ)む。 兩水(りゃうすゐ) 明鏡(めいきゃう)を夾(さしはさ)み、 雙橋(さうけう) 彩虹(さいこう)を落(おと)す。 人煙(じんえん) 橘柚寒(きついうさむ)く、 秋色(しうしょく) 梧桐老(ごとうお)ゆ。 誰(たれ)か念(おも)はん、北樓(ほくろう)の上(うへ)、 風(かぜ)に臨(のぞ)んで謝公(しゃこう)を懐(おも)はんとは。
江城 畫裏の如し、 山曉 晴空を望む。 兩水 明鏡を夾み、 雙橋 彩虹を落す。 人煙 橘柚寒く、 秋色 梧桐老ゆ。 誰か念はん、北樓の上、 風に臨んで謝公を懐はんとは。
この北樓に登って宣城の市内を眺めると、まるで繪のなかにあるように見える。山が曉の光をあびて晴れ、空もすがすがしい。宛溪と句溪という二つの川が合流するあ たり、澄みきった鏡のようにかがやいている。東南の方角に見える鳳凰橋、そのまた東に見える濟川橋、それがどちらも彩色したもので、虹のように彎曲してかかってい る。人家の炊煙がたちのぼるところには、たちばなやゆずの黄いるく色づいたのがさむさむとして目につく。秋もたけて梧桐の葉も枯れかかっている。二百五、六十年ばかり前に、當時、宣城の太守であった謝公が建てた、この北樓に登って、この風光に接しながら、自分がたったひとりここに坐って、あの一代の天才時人の謝公を偲んでいるとは、おそらく誰も知らないだろう。

國立高雄科技大學應用英語系、高瞻科技不分系/國立彰化師範大學英語系