題名: | 宋中十首其一 |
作者: | 高適 |
樑王昔全盛, 賓客復多才。 悠悠一千年, 陳跡唯高臺。 寂寞向秋草, 悲風千里來。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
むかし、梁の幸王が全盛をきわめていた當時、ここにまねいた資客も、司馬相如や鄒陽や枚乘などを始めとし、才藝に秀でた人々が集まっていた。思えば、はるばると久しい時代が経過し、一千年後の今日では、古びた舊跡としては、ただ高豪がのこっているばかり。さびしい心を抱いておい茂る秋草に向かえば、かなしい秋の風が千里のかなたから吹いてくる。
梁王(りゃうわう) 昔(むかし) 全盛(ぜんせい)、 賓客(ひんかく) 復(また) 多才(たさい)。 悠悠(いういう)たり一千年(いっせんねん)、 陳迹(ちんせき) 惟(ただ) 高臺(かうだい)。 寂寞(せきばく)として秋草(しうさう)に向(むか)へば、 悲風(ひふう) 千里(せんり)より來(きた)る。 梁王 昔 全盛、 賓客 復 多才。 悠悠たり一千年、 陳迹 惟 高臺。 寂寞として秋草に向へば、 悲風 千里より來る。 |