唐詩平行語料庫研究計畫


題名: 江鄉故人偶集客舍
作者: 戴叔倫
天秋月又滿,城闕夜千重。 還作江南會,翻疑夢裏逢。 風枝驚暗鵲,露草覆寒蛩。 羈旅長堪醉,相留畏曉鍾。
英譯: While the autumn moon is pouring full On a thousand night-levels among towns and villages, There meet by chance, south of the river, Dreaming doubters of a dream ... In the trees a wind has startled the birds, And insects cower from cold in the grass; But wayfarers at least have wine And nothing to fear—till the morning bell.
While the autumn moon is pouring full On a thousand night-levels among towns and villages, There meet by chance, south of the river, Dreaming doubters of a dream ... In the trees a wind has startled the birds, And insects cower from cold in the grass; But wayfarers at least have wine And nothing to fear—till the morning bell.
The moon is full again as autumn falls, Over a thousand roofs within the city walls. We chance to meet as in the Southern land, Is it a dream we do not understand? The wind startles the magpies in the trees; Cowering under dewy grass, the insects freeze. Wayfares ought to have more wine to drink, Lest the morning bell should make our hearts sink.
日譯: 大空(おおぞら)は秋(あき)であってその気配(けはい)が濃(こ)く、その上(うえ)にまた、月(つき)は満月(まんげつ)となり、長安(ちょうあん)の都(みやこ)の夜(よる)はふけてまことに深(ふか)い。今(いま)、また、思(おも)いがけなくも江南(こんなん)の故郷(こきょう)の人々(ひとびと)との会合(であい)があって、夢(ゆめ)の中(なか)での出会(であ)いではないかと、くり返(かえ)し思(おも)うばかりである。 風(かぜ)に揺(ゆ)れる木(き)の枝(えだ)は、闇夜(やみよ)のかささぎの眠(ねむ)りを破(やぶ)り、秋(あき)の夜露(よつゆ)にぬれた草(くさ)には、秋(あき)・冬(ふゆ)の虫(むし)が泣(な)いている。この旅(たび)にある身(み)は、いつも酒(さけ)に酔(よ)うことによってこそ、その愁(うれ)いに耐(た)えることができる。その酒(さけ)を酌(く)み交(か)わし続(つづ)けるために、友人(ゆうじん)たちを引(ひ)きとめて、夜明(よあ)けの鐘(かね)の鳴(な)る時刻(じこく)の来(く)ることを心配(しんぱい)しているのである。
大空は秋であってその気配が濃く、その上にまた、月は満月となり、長安の都の夜はふけてまことに深い。今、また、思いがけなくも江南の故郷の人々との会合があって、夢の中での出会いではないかと、くり返し思うばかりである。 風に揺れる木の枝は、闇夜のかささぎの眠りを破り、秋の夜露にぬれた草には、秋・冬の虫が泣いている。この旅にある身は、いつも酒に酔うことによってこそ、その愁いに耐えることができる。その酒を酌み交わし続けるために、友人たちを引きとめて、夜明けの鐘の鳴る時刻の来ることを心配しているのである。
天秋(てんあき)にして 月(つき)又(また)満(み)ち、城闕(じょうけつ)夜(よる)千重(せんちゅう) 還(ま)た江南(こうなん)の会(かい)を作(な)し、翻(かえ)って疑(うたが)う 夢裏(むり)に逢(あ)うかと 風枝(ふうし)は暗鵲(あんじゃく)を驚(おどろ)かし、露草(ろそう)に寒虫(かんちゅう)泣(な)く 羈旅(きりょ)長(なが)く酔(よ)うに堪(た)う、相留(あいとど)めて 暁鐘(ぎょうしょう)を畏(おそ)る
天秋にして 月又満ち、城闕夜千重 還た江南の会を作し、翻って疑う 夢裏に逢うかと 風枝は暗鵲を驚かし、露草に寒虫泣く 羈旅長く酔うに堪う、相留めて 暁鐘を畏る
時は秋 月も満ち 長安城に夜は深い 故郷江南の人と集えば かえって夢の中のよう 風は枝を動かして眠る鵲を驚かし 露は草において蟲の声も寒々と 旅の身の佗しさはいつも酔いにまぎらすばかり 互いに引き留めて 暁の鐘の鳴るのを恐れる
天秋(てんあき)にして 月(つき)又(また)満つ 城闕(じょうけつ) 夜(よ) 千重(ちゅう) 還(また)江南(こうなん)の会(かい)を作(な)し 翻(かえ)って疑(うたが)う 夢裏(むり)に逢(あ)うかと 風枝(ふうし) 暗鵲(あんじゃく)を驚かし 露草(ろそう) 寒蟲(かんちゅう)を覆(おお)う 羈旅(きりょ) 長(とこしな)えに酔うに堪(た)う 相留(あいとど)めて暁鐘(ぎょうしょう)を畏(おそ)る
天秋にして 月又満つ 城闕 夜 千重 還江南の会を作し 翻って疑う 夢裏に逢うかと 風枝 暗鵲を驚かし 露草 寒蟲を覆う 羈旅 長えに酔うに堪う 相留めて暁鐘を畏る

國立高雄科技大學應用英語系、高瞻科技不分系/國立彰化師範大學英語系