題名: | 送崔九 |
作者: | 裴迪 |
歸山深淺去,須盡丘壑美。 莫學武陵人,暫游桃源裡。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
君(きみ)は故郷(こきょう)の終南(しゅうなん)の山(やま)に帰(かえ)ってその後(あと)には、山々(やまやま)の深(ふか)いところ浅(あさ)いところのあちらこちらをたずね歩(ある)き、ぜひとも、俗世間(ぞくせけん)から離(はな)れた丘(おか)や谷(たに)の美(うつく)しさを見尽(みつく)くして欲(ほ)しい。
あの陶淵明(とうえんめい)が描(えが)いた武陵(ぶりょう)の漁師(りょうし)のように、桃源郷(とうえんきょう)の中(なか)に、わずかの間(あいだ)だけ出(で)かけているといったことを、まねることなどないように。
君は故郷の終南の山に帰ってその後には、山々の深いところ浅いところのあちらこちらをたずね歩き、ぜひとも、俗世間から離れた丘や谷の美しさを見尽くして欲しい。 あの陶淵明が描いた武陵の漁師のように、桃源郷の中に、わずかの間だけ出かけているといったことを、まねることなどないように。 山(やま)に帰(かえ)りて深浅(しんせん)に去(ゆ)き、須(すべか)らく丘壑(きゅうがく)の美(び)を尽(つ)くすべし 学(まな)ぶ莫(な)かれ 武陵(ぶりょう)の人(ひと)の、暫(しばら)く桃源(とうげん)の裏(うら)に遊(あそ)びしを 山に帰りて深浅に去き、須らく丘壑の美を尽くすべし 学ぶ莫かれ 武陵の人の、暫く桃源の裏に遊びしを 山に帰って 山のあちこち 分け入ろうという君よ 邱壑の美しさを 残らず探ねつくしたまえ あの武陵の漁父のように ほんのちょっと桃源に 遊んだだけにおわらぬように 山に帰り深浅(しんせん)に去る 須(すべか)らく邱壑(きゅうがく)の美を尽(つ)くすべし 学( まな)ぶこと莫(なか)れ 武陵(ぶりょう)の人の 暫(しばら)く桃源(とうげん)の裏(うち)に遊べるを 山に帰り深浅に去る 須らく邱壑の美を尽くすべし 学ぶこと莫れ 武陵の人の 暫く桃源の裏に遊べるを |