題名: | 清平調 其二 |
作者: | 李白 |
一枝紅艷露凝香, 雲雨巫山枉斷腸。 借問漢宮誰得似, 可憐飛燕倚新妝。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
牡丹(ぼたん)の花(はな)の一枝()のくれない色(いろ)のあでやかさに、置(お)くつゆが、花(はな)の香(かお)りを集(あつ)めて散(ち)らせることがない。昔(むかし)、巫山(ふざん)の神女(しんじょ)と男女(だんじょ)の交(か)わりを結(むす)んだ楚王(そおう)も、結局(けっきょく)はただ、はらわたのちぎれる思(おも)いを味(あじ)わっただけであった。
お尋(たず)ねしよう。漢(かん)の後宮(こうきゅう)では数(あず)ある美女(びじょ)の中(なか)で、いったいだれがこの楊貴妃(ようきひ)に似(に)る人(ひと)がいようかと。それは、ため息(いき)を催(もよお)す愛()らしさの趙飛燕(ちょう ひえん)が、化粧(けしょう)したばかりの誇(ほこ)らしげな、その姿(すがた)以外(いがい)にはあるまいと思(おも)われるのだ。
牡丹の花の一枝のくれない色のあでやかさに、置くつゆが、花の香りを集めて散らせることがない。昔、巫山の神女と男女の交わりを結んだ楚王も、結局はただ、はらわたのちぎれる思いを味わっただけであった。 お尋ねしよう。漢の後宮では数ある美女の中で 、いったいだれがこの楊貴妃に似る人がいようかと。それは、ため息を催す愛らしさの趙飛燕が、化粧したばかりの誇らしげな、その姿以外にはあるまいと思われるのだ。 一枝(いっし)の紅艷露(こうえんつゆ) 香(かお)りを凝(こ)らす 雲雨巫山(うんうふざん)枉(むな)しく断腸(だんちょう) 借問(しゃもん)す 漢宮(かんきゅう) 誰(たれ)か似(に)るを得(え)しと 可憐(かれん)の飛燕(ひえん)新妝(しんしょう)に倚(よ)る 一枝の紅艷露 香りを凝らす 雲雨巫山枉しく断腸 借問す 漢宮 誰か似るを得しと 可憐の飛燕新妝に倚る |