題名: | 春宮怨 |
作者: | 王昌齡 |
昨夜風開露井桃,未央前殿月輪高。 平陽歌舞新承寵,簾外春寒賜錦袍。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
昨夜(さくや)、春風(しゅんぷう)に吹(ふ)かれてほころび始(はじ)めた、露天(ろてん)の井戸(いど)の傍(かたわ)らの桃(とう)の花(はな)。今(いま)未央宮(びおうきゅう)の前(まえ)の小宮殿(こきゅうでん)には、夜(よ)がふけて月(つき)が高(たか)くかかっている。
平陽公主(へいようこうしゅ)の邸宅(ていたく)で歌舞(かぶ)していた人(ひと)は、いましも、漢(かん)の武帝(ぶてい)の寵愛(ちゅうあい)を受(う)けることになったばかり。帝(てい)の御座所(ござしょ)の御簾(ごれん)の外(そと)は、春(はる)なお寒(さむ)いころとて錦(きん)の上着(うわぎ)を賜(たまわ)るのだった。
昨夜、春風に吹かれてほころび始めた、露天の井戸の傍らの桃の花。今未央宮の前の小宮殿には、夜がふけて月が高くかかっている。 平陽公主の邸宅で歌舞していた人は、いましも、漢の武帝の寵愛を受けることになったばかり。帝の御座所の御簾の外は、春なお寒いころとて錦の上着を賜るのだった。 昨夜(さくや)風(かぜ)に開(ひら)く 露井(ろせい)の桃(もも) 未央(びおう)の前殿(ぜんでん) 月輪(げつりん)高(たか)し 平陽(へいよう)の歌舞(かぶ) 新(あら)たに寵(ちょう)を承(う)け 簾外(れんがい)春(はる)寒(さむ)くして 錦袍(きんぽう)を賜(たま)う 昨夜風に開く 露井の桃 未央の前殿 月輪高し 平陽の歌舞 新たに寵を承け 簾外春寒くして 錦袍を賜う |